PK戦について
PK戦とは、ノックアウトトーナメント戦などで勝ち上がりチーム決めないといけない試合において適用されます。その試合が引き分けで終了した場合にAチームとBチームで勝敗をつけるために行うペナルティーキックがPK戦です。
W杯のベスト16以上はこのノックアウトトーナメント式なので、引き分けの場合はPK戦となります。
基本的には先攻後攻が交互に蹴る方式ですが、最近では「ABBA方式」と呼ばれる、先攻→後攻→後攻→先攻といった順番で行う方式も主流になりつつあります。(大会によってどちらが採用されるかは異なります)
PKを決めるためのコツ
PKの名手といえば元日本代表の遠藤保仁選手です。
遠藤選手はPKの際に、思いっきり蹴るのではなく、ちょこんと蹴ってゴロでゴールを決めることから、代名詞として「コロコロPK」と名付けられるほどPKの蹴り方には特徴があります。彼は蹴る瞬間に相手GKを必ず見ます。つまり、相手のGKが反応したのを見てボールを蹴るのです。
普通の人なら、そんな余裕もなく思いっきり蹴るか、GKが反応する前に蹴ってしまうので、結果としてGKに蹴る方向を読まれてセーブされてしまうのです。
しかし遠藤選手の場合は相手のGKを見極め、ボールを蹴る瞬間もその視線は外さないとのことです。つまり相手GKの動きを読めるかどうかがPKを決めるコツと言えるでしょう。
このコツを習得するにはかなりの時間がかかりますが、遠藤選手も練習したことで習得したテクニックです。
なのでPKの成功率をあげたい方は、まずはボールを蹴る瞬間まで視線を落とさず蹴る練習から始めると良いでしょう。その後、ステップアップとしてGKの動きに対して視線を落とさず蹴る練習をすることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いままでサッカー観戦をしていた中で、ここまでPK(ペナルティキック)の細かいルールに関して理解していた方は、そんなに多くないと思います。
ただ、細かいルールも知っておくことでよりサッカー観戦も楽しむことができます。
2018年ロシアW杯開催まで残りわずかとなりましたので、今一度サッカーのルールを見直すと観戦を楽しむことができるでしょう。
文・スポシル編集部/提供元・SPOSHIRU
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