背中を鍛えるための筋トレ代表種目「ラットプルダウン」について、ボディビル世界チャンピオンの鈴木雅選手が3つの要素から解説。なかなか効かない、背中の筋肉が付かないなど悩んでいる人は必見だ。かっこいい逆三角形の背中を作るための秘訣がここにある。
グリップからみるラットプルダウン
ラットプルダウンのオーバーグリップ
- 広背筋上部、大円筋が収縮しやすい
- 肩甲骨を下げにくい
ラットプルダウンのアンダーグリップ
- 広背筋上部から下部に効かせやすい
- 肩甲骨を下げやすい
- 肩甲骨を寄せやすい
軌道からみるラットプルダウン
広背筋上部・大円筋
ラットプルダウンは縦方向の動きなので内転よりも下制の動き が強く、僧帽筋を刺激するのは難しい。上体を立てた姿勢では 広背筋上部・大円筋に効かせやすい
広背筋下部
上体を少し後方に倒すと下方回旋がしやすくなり、広背筋下部 に効かせやすくなる
僧帽筋(下部)
ラットプルダウンで僧帽筋下部に効かせるとなるとかなり上体 を倒す必要があり、力学的にはロウイングのほうが理にかなって いる