
サウジアラビア代表FWファハド・アル=ムワッラド(27)は、FIFAワールドカップ・カタール大会出場停止処分が科される可能性があるようだ。4日、サウジアラビアメディア『so3ody』が伝えている。
同選手は2019年4月に行われたサウジアラビア国内リーグ戦で禁止薬物を使用していたことにより、2019年5月から1年間の公式戦出場禁止処分に。処分期間終了後にアル・イテファクと再び契約を結んでおり、今季もサウジアラビア国内でプレーしている。
一方、サウジアラビア代表では通算62試合に出場。カタールW杯アジア最終予選でも攻撃陣の中心選手として10試合中9試合で先発出場。2月1日に埼玉スタジアム2002で行われた日本代表との直接対決でもスタメン出場していた。
しかし『so3ody』の報道によると、今月はじめにアル=ムワッラドのドーピング検査で陽性結果が出たとのこと。サウジアラビア・アンチドーピング機構(SAADC)は現在調査を行っているほか、来週には同選手やアル・イテファクへのヒアリングも行うという。
また、SAADCは4日時点でアル=ムワッラドに関する公式発表を行っていないが、ヒアリング終了後にも同選手に対する処分内容を発表する模様。世界アンチ・ドーピング機構の禁止リストに掲載されている禁止薬物の陽性反応が出た場合には4年間の出場禁止処分を受けることになっているため、カタールW杯出場への道が絶たれる可能性もあるようだ。
なお、サウジアラビア代表はカタールW杯グループステージでアルゼンチン代表、メキシコ代表、ポーランド代表と対戦することが決まっている。2018年のロシア大会につづきキャリア2度目のW杯出場を目指していたアル=ムワッラドの今後が気になるところだ。
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