チョイ投げを始めよう

エギングロッドやバスロッドで、簡単に始められるのがチョイ投げだ。ターゲットはキスをメインに、ハゼやヒイラギ、ベラ、メゴチなど。

フィールドが伊勢湾奥や三河湾奥になれば、キスに加えてハゼやセイゴもターゲットになる。今の時期のキスは落ちに入っているので、釣り場によってはムラが出ることもあるため、むしろハゼをターゲットにした方が無難かもしれない。

エサはイシゴカイをアオイソメなど、ゴカイ類で、仕掛けは市販のハゼやキスなどのチョイ投げ仕掛け、あるいは船用のキス仕掛けなど。

仕掛けは前出の図を参考にしてもらいたいが、オモリの号数は使用するサオのオモリ負荷に合わせたものを使う。

秋は堤防五目釣り入門に最適 代表的な3つの釣り方とマナー4ヶ条とは?
(画像=湾奥ならハゼがおすすめ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)、『TSURINEWS』より引用)

仕掛けを軽く投げたらオモリを着底させ、すぐにリールを2~3回巻いてテンビンとオモリを一直線になるようにする。これをしないと、仕掛けがテンビンやミチイトに巻きついてしまう。

誘い方はそのままズルズル底を引きずるだけ。時々仕掛けを止めてアタリを待つ。よほどの悪条件でない限り、すぐにアタリが出るはず。アタリが出たらすぐにアワせるのではなく、ひと呼吸待ってからサオで聞いてやり、魚の手応えがあればそのまま巻き上げよう。

必ず守ろうマナー4カ条

コロナ禍によってアウトドアブームに火がつき、同時に釣りも大人気になっている。釣り人が増えること自体は非常に喜ばしいが、同時にマナー問題も大きくクローズアップされている。

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(画像=1匹ずつ釣るのもまた楽しい(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)、『TSURINEWS』より引用)

そこでこれから釣りを始める人に向けて、釣りのマナー4カ条を記しておきたい。

ゴミは絶対に放置しない

当たり前のことだが、自分で出したゴミは必ず持ち帰るようにする。そのためには家庭用の15Lほどのゴミ袋を持参するといいだろう。ペットボトルや空き缶などは分別しておくと、帰宅してからの処理が楽だ。

またタバコを吸う人は必ず携帯灰皿を持参してほしい。

迷惑駐車は絶対NG

漁港や工業港などでは、どこに車を止めていいか分からないことも多いだろう。そんなときは地元の人に聞くか、有料パーキングがあればいったん荷物を置いて、止めに行くようにする。

生活道路に駐車することによって、地元の人の通行の妨げになったり、緊急車両の通行の邪魔になったりする。車を止める場所には細心の注意を払いたい。

今はネットが発達した時代、事前に駐車場所を調べておくのも有効だ。

立ち入り禁止の場所に入らない

釣り場によっては、釣り禁止、立ち入り禁止のポイントがある。そんな場所には絶対入らないこと。漁港などでは漁船に乗り込んで釣りをするならず者もいるとか。ここまでくると、マナー違反どころか立派な犯罪だ。

食べない魚は速やかに逃がしてやろう

釣りをしていると、ゲストと呼ばれる魚が釣れることがある。アジを狙っていてフグが釣れたり、ベラが釣れたりする。食べない魚であれば、すぐにハリを外してリリースしてやろう。間違っても堤防の上に放置するなんてことはないように。

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(画像=何が釣れるか分からない楽しみがある(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)、『TSURINEWS』より引用)

最後は少し堅苦しい内容になったが、それほど釣りにおけるマナー問題は深刻化している。手軽な……と銘打つ釣りが多いが、マナーを守るための準備をするのが手軽ではないのであれば、手軽な釣りなんて存在しない。

この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年9月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。

緊急事態宣言は解除されましたが、外出については行政の最新情報を確認いただき、マスクの着用と3密を避けるよう心がけて下さい。一日も早く、全ての釣り場・船宿に釣り人の笑顔が戻ってくることを、心からお祈りしております。

文・TSURINEWS編集部/提供元・TSURINEWS

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