元浦和ラファエル・シルバがプレーできない!?新天地が補強禁止処分中と現地報道
(画像=ラファエル・シルバ 写真:Getty Images,『Football Tribe Japan』より 引用)

 かつてアルビレックス新潟や浦和レッズに所属していたブラジル人FWラファエル・シルバ(29)は、先月に中国クラブを退団。母国復帰に近づいているが、正式契約後もプレーできない可能性があるようだ。3日、ブラジルメディア『Itatiaia』が伝えている。

 同選手は2014年から3シーズンにわたりアルビレックス新潟でプレー。2017シーズンには浦和レッズの一員としてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)11試合出場で9ゴールの活躍を見せて優勝に大きく貢献していたが、2018年1月におよそ9億5000万円の移籍金を浦和レッズに残して武漢へ完全移籍。中国1年目にいきなり23ゴールを挙げてスーパーリーグ昇格に導いていた。しかし昨季はリーグ戦でわずか4試合の出場にとどまると、先月9日にはインスタグラムで武漢退団を報告していた。

 そんなラファエル・シルバの去就を巡っては、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のクルゼイロが選手サイドとの交渉を進めていると、先月中旬に『Itatiaia』が報道。選手本人もクルゼイロのホームスタジアムがあるベロ・オリゾンテで復帰にむけてのリハビリやトレーニングを積んでいると伝えられていた。

 今月に入って『Itatiaia』が伝えたところによると、クルゼイロはラファエル・シルバのコンディションが万全になってから正式に契約を結ぶとのこと。ただ、クルゼイロは2017年に行った選手獲得で移籍金の支払いが遅延したことにより、現在補強禁止処分を受けている。そのため、ラファエル・シルバは契約締結後も選手登録されず、公式戦でプレーできないようだ。

 クルゼイロは昨年2月、ブラジル人DFカカ(22)を徳島ヴォルティスへ完全移籍により放出した後、カカから給与未払いにより訴えられていた。財政難に陥り補強禁止処分を受けているにもかかわらず、ラファエル・シルバの獲得に踏み切ったクルゼイロ幹部の決断に対して今後疑問の声が上がることだろう。

提供元・Football Tribe Japan

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