
明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレや浦和レッズ、ヴィッセル神戸は今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で中国クラブと対戦することが決まっているが、どうやら中国勢は“2軍”メンバーで大会に臨むようだ。3日、中国メディア『新浪体育』が伝えている。
中国では昨年9月に国内大手不動産会社の『中国恒大集団』が総額30兆円以上の負債を抱えていることが判明したことをきっかけに経済危機を迎えており、中国スーパーリーグ(中国)でも大半のクラブが財政難に陥っていると伝えられている。また、中国メディア『捜狐』が「中国スーパーリーグに所属する7割以上のクラブが給与未払い状態であり、所属選手たちに減給を求めていることが明らかになった」と報じると、先月1日には長春亜泰のACL参加辞退が正式決定している
その中、ドイツの移籍専門サイト『トランスファー・マルクト』中国版の管理運営者が中国国内のSNS『微博』で中国3クラブのACL登録リストを公開しており、これを『新浪体育』が報じている。
これによると、グループステージで浦和レッズと対戦する山東泰山は1名をのぞき22歳以下というメンバー構成に。ヴィッセル神戸と対戦する上海海港は全選手が25歳以下、そして川崎フロンターレと対戦する広州FCに至っては全選手が22歳以下となっている。
ただ『新浪体育』によると、試合開催の7日前までに追加登録が可能とのこと。それでも中国スーパーリーグとの両立や遠征費負担を踏まえると、ベテラン選手の追加登録の可能性は低いと考えられる。
なお、ACLグループステージ東地区はタイやマレーシアなど、グループごとでの一極集中開催となっている。過密日程による疲労蓄積が心配される中、中国クラブが若手主体のメンバーで臨むことはJリーグ勢にとってプラス材料になるだろう。
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