野球初心者の方の中にはシュートとはどんな変化球かわからない方も多いことでしょう。

そこで変化球の1つであるシュートについて解説していきます。シュートを投げるには様々なポイントがあります。さらにそれを取得することが大切となるのです。

シュートは変化量が大きくなくても打者を打ち取ることが可能です。このようなシュートの使い方についてしっかりと理解しておきましょう。

必要な要素や使い方を理解することでシュートに関する理解も深まり、野球をより楽しめるようになるるはずです。

目次
シュートとは?
【初心者向け】シュートの投げ方!

シュートとは?

シュートとは打者の手元で投手の利き腕方向に曲がる変化球です。  

シュートには沈むシュートと沈まないで横にで切れるシュートの2種類があります。 

リリース直後の球筋が速く、直球に近い感覚を与えます。その後打者に近づくように変化します。

使い方としてはあえて変化量を落とすことでゴロを打たせることです。 

また、シュートを意識させることでスライダーで打ち取ることができます。ストライクゾーンの左右を広く使いバッターを詰まらせることもできます。

球界のシュートの使い手としては、西本投手(元ジャイアンツ)などがあげられます。変幻自在にシュートを操り、内野ゴロの山を築きました。

このように使いこなしている投手は大勢います。また、ゴロを打たせるため、球数が少なくて済むのもポイントです。

【初心者向け】シュートの投げ方!


初心者向けのシュートの投げ方の、解説動画を載せておきますので参考にしてください!

以下ではシュートの投げ方の主なポイントを3つ解説します。

  • ボールの握り方
  • 腕の振り方
  • 回転のコツ

ボールの握り方

シュートを成功させるポイント。1番は握りです。 フォーシームは縫い目を横にして指をかけます。対してシュートは縫い目を縦にしてそこに指をかけます。親指をかけるかかけないか自由です。

このとき、できるだけストレートの握りに近づけると腕の振りやフォームがストレートに近づくので、打者を翻弄しやすくなります。

理由としてはシュートの軌道が打者の手元で鋭く曲がることに意味があります。ストレートと同じような軌道、スピードで来るので打者をつまらせられるのです。

一瞬でバッターを翻弄しなければならないのでよりストレートに近づける必要があるのです。

このようにシュートを投げるにはボールの縫い目を縦にした状態にし、フォーシームの握りを実践することで自然とシュートするようになるのです。

腕の振り方

野球の変化球の一つでもある「シュート」の投げ方と使い方を徹底解説!
(画像=『SPOSHIRU』より引用)

シュートを、投げる際には腕の振り方を気をつけないといけません。

なぜなら間違った腕の振り方をしてしまうと、変化が大きすぎるだけでなく肘を痛めてしまうからです。特に肘を壊してしまうと野球を続けられなくなってしまうので、正しい腕のふりを心がけましょう。

具体的には腕を捻らないことです。シュートはその変化球の軌道から腕を撚るイメージがあります。

しかし、正しくはシュートは腕を捻らないで投球します。人間の体の構造上、ストレートと同じ投げ方をしても自然に少しひねっています。それを利用して投げるのです。

そして、大切な事は変化量の調整のために指を使う事です。腕をつかって曲げるのではなく指の力加減で曲げる変化球なのです。

また、左肩を開かないのもポイントです。左肩を開いてしまうと内回転になりやすくシュートには向きません。

以上のことから指と身体の使い方をマスターすることで、しっかりとしたシュートが投げられるのです。

回転のコツ

シュートの回転で気をつけなければいけないことは縫い目です。 人差し指に力がはいることで若干回転が外にずれるのです。その僅かな回転の差を利用して曲げるのがシュートなのです。

そのため腕を捻って投げるとが変化が大きすぎて、ビーンボールになってしまいます。特に右ピッチャーの場合は右打者の内角、左ピッチャーの場合は左打者の内角を、えぐるときには絶対に捻らないようにしましょう。

また、回転数を上げるために腕をひねると肘を壊してしまいかねないのもデメリットです。相手打者に当て、かつ自分の肘まで壊してしまっては最悪です。

このようにストレートと同じようにして、若干人差し指に力を入れることが大切なのです。

その絶妙な感覚を覚えれば投げれるようになることでしょう。