いまやジャケット選びにおける筆頭となったニットジャケット。オンオフ兼用も可能とあって、すっかりオヤジのマストアイテムに。デザインの振り幅が広いのも特徴ですが、この春はさらに選択肢が豊富なようです。
テレワークに限らず、いまやオフィスでも当たり前の存在となったニットジャケット。80年代にジョルジオ・アルマーニ氏が提唱したソフトスーツから40年以上経ちますが、ここまでビジネスジャケットがソフトになるとは、いったい誰が想像したことでしょう。
ニットジャケットの魅力が軽さや伸縮性といった快適な着心地であることは言わずもがなですが、さらにデザインの振り幅が大きいことも見逃せません。それにより、ビジネス用、休日用、バカンス用と、様々なシーンで重宝。仕事、遊びにアクティブなオヤジたちほどその利便性から抜け出せなくなり、ジャケット選びの筆頭となったのも、納得です。クルマ移動の際にもシワなどを気にしなくてよいですしね。
ということで、今回はベーシック顔から遊び顔まで、幅広くピックアップ。いやはや、ひとくちにニットジャケットといっても、表情は実に様々。ニットジャケット人気はもはや定番化しているので、大人買いしても損はしませんけどね。
ただ軽やかで心地良いだけじゃ、満足しない人に
ポリエステル素材による軽くストレッチ性の高い着心地が魅力なのはもちろんのこと、それでいて単に快適に終始しないのが見どころ。遠目には無地に見えますが、実は編みによって全体にジオメトリックな柄があしらわれています。ベーシックなノッチドラペルを採用することで、イマドキなビジネスにも休日使いにも、なおかつパーティにも使える仕様です。さすが、軽い仕立てのスーツやジャケットにおける名手らしい一着。
EMPORIO ARMANI(エンポリオ アルマーニ)
¥151,800(税込)
ニットジャケットなら攻めた色も活用できる
正確にはハイパフォーマンス・ウールジャージーですが、その軽さとストレッチ性の高さは実に快適。クラシックとコンテンポラリーの融合をテーマにしただけあり、ジャケットのパターン自体は比較的ベーシックと言えますが、フェイクレイヤード&デタッチャブル仕様の中綿入りビブスやジップポケットなど、ディテールデザインにおいては遊びの効いた一手が随所に。朝晩まだまだ冷え込む今、ビジネストリップにも便利そうですよね。
ZEGNA(ゼニア)
¥521,400(税込)