目次
相続税対策で気をつけたいリスク5つ
 ・金利上昇リスク
 ・空室リスク
 ・家賃滞納リスク
 ・災害リスク
 ・分割リスク

相続税対策で気をつけたいリスク5つ

現金でそのまま相続するよりも、土地や建物を購入した方が相続税を減らせます。ただし、もちろんメリットばかりではありません。これから紹介するようなリスクに注意しておかないと、せっかくの相続税対策が台無しになってしまいます。

不動産投資で相続税対策になる理由とは?そのメリットとリスクを解説
(画像=『RENOSYマガジン』より引用)

金利上昇リスク

投資用ローンを返済している間に金利が上がる可能性があります。投資用ローンには変動金利タイプを採用してるものが多く、金利の上昇とともに返済額も増えます。借入れた金額が大きいことから、仮に金利が1%上がっただけでも返済金額が大きくアップします。

空室リスク

不動産投資でもっとも怖いのがこの空室リスクでしょう。マンションの借り手が見つからずに入居者がいない状態が続くと、家賃収入が入らずにローン返済が苦しくなります。満室となっている場合でも、周囲の環境の変化により空室が増えるリスクは避けられません。信頼できる不動産会社を選ぶことで多少は回避できるとはいえ、不動産投資にはついて回るリスクです。

家賃滞納リスク

空室を回避できても、入居者の家賃が滞納となる可能性があります。家賃が滞納されると、利益が減るうえに回収等の対応のために手間と時間が発生します。管理を不動産会社に任せれば、負担は軽減されるでしょう。

災害リスク

火災や地震など災害の影響を受ける恐れがあります。火災保険や地震保険に入ることで回避できますが、ランニングコストが増加するデメリットも。

分割リスク

現金預金だけの相続の場合と比べ、不動産は、分割がしづらい、換金に時間がかかる等のデメリットがあると言えます。相続人間の事前の話し合いで相続が発生したら代償分割するなど、回避できる事もありますが、事前の対策なしの場合、これもリスクといえるでしょう。