前田大然の昨夏獲得狙っていた!ポステコグルーが断念理由告白「横浜FMが…」
(画像=前田大然 写真:Getty Images、『Football Tribe Japan』より 引用)

 日本代表FW前田大然(24)は昨年12月31日に横浜F・マリノスからセルティックへレンタル移籍しているが、昨年の夏にもセルティック移籍の可能性があったようだ。2日、スコットランド・グラスゴーの地元紙『グラスゴー・タイムズ』が伝えている。

 前田大然は横浜F・マリノス在籍時にアンジェ・ポステコグルーから指導を受けていたが、セルティック移籍により同監督と再会。1月16日のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第21節・ハイバーニアン戦でデビューし、いきなり移籍後初ゴールをマーク。一時期パフォーマンスの低下により批判を浴びていたが、直近2試合ではゴールをあげている。

 ポステコグルー監督は3日にレンジャーズとのダービーマッチを控える中、記者会見に出席。前田大然の特徴を聞かれると「もちろん私はダイゼンを1年間指導しており、(彼の姿から)得たものは分かっている。彼は仕事に対してものすごい能力を持っていて、多くのサッカー選手にとって難しいことを、肉体的な面だけでなく精神的な面でもやってのけているんだ」

 「相手にプレッシャーをかけようとする意欲と、そのための身体的な能力は簡単に手に入れられるものではない。体力だけでなく、努力を繰り返せるかどうかが重要なんだ。彼はつねに相手に仕事をさせないようにしている。それが多くの攻撃的な選手と違う点であり、彼を獲得したいと強く思った理由だ」

 「彼は私が期待していた通りの力を発揮している。彼は、もっと上を目指したいタイプなんだ」とコメント。相手にプレッシャーをかけるためのスプリント能力や向上心を兼ね備えたメンタリティを高く評価している。

 これにくわえて指揮官は「昨年の夏、彼を獲得したかったのは周知の事実だが、当時、横浜が優勝をめざしていたこともあり、1月まで彼を獲得することはできないだろうと思っていた」と半年間前倒しでの前田大然を目指していたことを明かした。

 前田大然は先月、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選に臨む日本代表メンバーに名を連ねていたが、コンディション不良により招集を辞退していた。ただ、ポステコグルー監督は記者会見で同選手がレンジャーズ戦で起用可能という見方を示している。

 なお、セルティックは来月17日にもスコティッシュカップ(スコットランドのカップ戦)準決勝でもレンジャーズと対戦する。2度にわたる宿敵との直接対決を控える中、前田大然がピッチ上でどのような結果を残すのか注目が集まる。

提供元・Football Tribe Japan

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