社内コミュニケーションの活性化に効果あり?

 画像は実際に編集部の会議を行っている様子をスクリーンショットしたもの。7人で会議を行ったところ、音声は非常にクリアで、映像の遅延や途切れが発生することもなかった。

 2週間利用して感じたメタバースオフィスの利点は、オフィスで人が働いている様子を可視化できるという点だ。画像にあるとおり、RISAはログインした瞬間に「誰がどこにいるか(≒何をしているか)」がひと目でわかる。そのため、「○○さんがデスクにいるから話しかけにいこう」といった具合に、雑談のきっかけが生まれやすい。実際にトライアル期間中も、サービス自体の物珍しさも働いて、何人かの部員と雑談が生まれた。

 リモートワーク環境下では、リアルのオフィスで働いているときのような「気軽なコミュニケーション」が発生しにくい。実際にDCS編集部も、Slackをはじめチャットサービスを導入しているものの、その大半は業務に関するやり取りとなってしまっている。同僚との円滑な関係やふとした雑談から生まれるビジネスのアイデアは多い。社内コミュニケーションの活性化にメタバースオフィスは有効であると感じた。

 利用した部員にヒアリングしたところ、「すでにZoomなどのツールがあるため、そちらでいいのではないか」というネガティブな意見もあったものの、「マニュアルがなくても直感的に操作できる」「アバターの交流だけでなく、動画で互いの顔が見えるのが意外とよい」とおおむね好評だった。社内コミュニケーションの活性化という観点で、「リアルのオフィスにスクリーンを配置して、RISAの画面を投影しても面白いのではないか」という意見もあった。

 今回利用した推奨利用人数20人のメタバースオフィスは初期費用なし、1フロア月額税抜1万円で利用できる。RISA担当者によれば、業界業種問わずさまざまな企業で導入が進んでおり、「とくに人事系の部署での利用が多い」とのことだ。リモートワークが進み、社内コミュニケーション機会の減少に悩んでいる企業は、まずは無料トライアルから試してみてはどうだろうか。

提供元・DCSオンライン

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