人々の知恵が詰まった文化的建造物
さて、クリンクルクランクル壁は果物の栽培にも向いています。丁度凹んだカーブの部分に樹木を植えるのです。
実際、18世紀の英国では波形壁が東から西に向かって建てられており、片方が常に南からの太陽光を浴びるようになっていました。
また、17世紀にイーストアングリアで建てられた波形壁はオランダ人から「蛇の壁」と呼ばれており、これらは侵略者から身を守る目的もあったようです。
壁が曲がりくねっているため攻撃部隊は隊列を崩さなければならず、防御者からの反撃に弱くなってしまうのです。
歴史ある波形壁は現在でも英国のあちこちで見かけます。しかし、古いものはメンテナンスや修理が必要となるため、その数は減少しています。
もちろん、現在でも新しい波形壁は建てられているようですが、その数は少なく、貴重な文化的建造物だと言えるでしょう。
人々の知恵が詰まったクリンクルクランクル壁。英国を旅行する際には、蛇みたいな壁を探してみてはいかがでしょうか。
これらは「boredpanda」で紹介されました。
15 Pics Of Wavy Crinkle Crankle Garden Walls That Take Fewer Bricks To Build Than Straight Ones
提供元・ナゾロジー
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