三菱自動車のアウトランダーPHEVは、2013年に初代モデルが販売開始されてから進化を続け、現在も販売が続いている息の長いモデルです。マルチな機能を持つアウトランダーPHEVは、街乗りやレジャーなど様々なシーンで活躍しています。

プラグインハイブリッドのSUVモデルという理由だけで、収納力が高い、快適というわけではなく、利便性を追及した設計はシートアレンジにも及んでいます。今回は、アウトランダーのPHEVが持つ多彩なシートアレンジを紹介します。

文・PBKK

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シートアレンジが異なる!?
プラグインハイブリッド車のシートアレンジの種類は

シートアレンジが異なる!?

三菱 アウトランダーPHEVの多彩なシートアレンジで車中泊!
(画像=『CarMe』より 引用)

三菱自動車では、アウトランダーでも見た目がほぼ変わらないガソリン車とPHEV車を販売しています。でも、同じに見えるアウトランダーでもシートアレンジが異なります。

まず、7人乗りで3列目シートまであるガソリン車では、1列目と2列目を大きく後ろ側へリクライニングさせること出来ます。シートがフラット化されたことで、アウトランダーの車内スペースを最大限まで活用できます。残念ながら、プラグインハイブリッド車は5人乗りのため、そのシートアレンジができません。

しかし、ガソリン車のアウトランダーとは異なり、プラグインハイブリッドモデルは3列目のシートがないため、2列目のシートを倒すだけで簡単に広大な収納スペースが出来上がります。シートアレンジが素早くしやすく、荷物が出し入れしやすいという利点があります。

気になる点は、2列目シートの座面が少し出っ張るため、全てが真っ平ということにはならないようです。この出っ張りをなくすには、ツールを使って座面を外すなどの手間が必要になります。

プラグインハイブリッド車のシートアレンジの種類は

三菱 アウトランダーPHEVの多彩なシートアレンジで車中泊!
(画像=『CarMe』より 引用)

アウトランダーPHEVのシートアレンジは、主に4種類になります。乗車する人数によってアレンジ方法が異なります。

通常の5名乗車時
前席と後席のシートがすべて使用でき、倒しているシートが1つもない状態。
※ 2列目シートはスライド機能がありません

3名乗車時
2列目シートの左右(6:4)どちらかを前に倒した状態。前に倒す際は、座面を跳ね上げてからシートバック(背もたれ)を倒します。

2名乗車時
2列目シートを左右(6:4)両方倒した状態。3名乗車時と同じくシートを前に倒す際は、座面を跳ね上げてからシートバック(背もたれ)を両方とも倒します。

1列目フラットシート化
1列目のシート(運転席と助手席)を両方ともリクライニング機構を使ってフラットにすることが出来ます。フロントシートは最前方へスライドさせた状態にし、フロントシートのヘッドレストは両方とも取り外します。
※ 2列目シートはリクライニング出来ますが、フラット化は出来ません