原材料の価格高騰(物流にかかるコストなどを含む)などを理由に、既に値上げされた商品は多いが、多数の商品・サービスにおいて、続々と「価格改定」という値上げが決定している。また、4月1日に、首都高速道路の上限料金が変更され、料金距離35.7km以上と非ETC装着車は値上げとなる。

価格改定前の「前倒し購入」で負担軽減を
家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、2012年11月のノートPCの税別平均単価は7万円台前半だったが、ここ1年間は10万円前後で推移している。もちろんスペックが異なるため、一概には比較できないが、もはや「デジタル家電は待てば待つほど価格が下がる」状況ではない。
4月1日以降に、価格改定される製品・サービスのうち、主なものをまとめた。価格改定率約3~31%増となるソニー製品は、現行価格で買える3月31日までに、ソニー以外でも、為替相場の急激な円安進行の影響を受けると思われる輸入品などは、円安が反映された価格に改定される前に、早めの購入をおすすめしたい。
【価格改定・市況変動による値上げ】
・ソニー、ヘッドホンやカメラなど【4月1日から・約3~31%増】
・スターバックス コーヒー【4月13日から】
・岩谷産業、カセットこんろ・カセットガスー【4月1日から】
・エースコックなど即席袋麺、即席カップ麺【6月1日出荷分から】
・パナソニック、直管・丸形蛍光灯、レンジフードなど【4月1日から】
・LIXIL、トイレやサッシなど一部の住宅用建材・設備【4月受注分から】
・大塚食品、ボンカレーシリーズ【4月1日納品分から】
【料金体系見直し】
・関東主要エリアのみ4月1日改定・シェアサイクル「HELLO CYCLING」
・首都高速道路の上限料金(現金車、ETC車料金距離35.7km超の場合)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
提供元・BCN+R
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