
日本代表はFIFAワールドカップ・カタール大会のグループステージでスペインと対戦する。その日本代表を率いる森保一監督はヴィッセル神戸所属のMFアンドレス・イニエスタ(37)からスペイン攻略法のアドバイスを受けるという主旨の発言をしており、スペイン国内で話題を呼んでいるようだ。
日本代表は3月24日開催のカタールW杯アジア最終予選・オーストラリア戦で勝利してW杯本大会出場権を獲得。ただ、29日の最終節・ベトナム戦で1-1と引き分けたこともありポット3に入ると、日本時間2日に行われた組み合わせ抽選会でスペインやドイツ、それにニュージーランドとコスタリカによる大陸間プレーオフの勝者と対戦することが決まった。
一方、バルセロナ所属のMFペドリ(19)らを擁するスペイン代表は、カタールW杯欧州予選のグループBでスウェーデン、ギリシャ、ジョージア、コソボと対戦。グループ首位の座をかけてスウェーデンと競り合っていたが、昨年11月開催の最終節・スウェーデン戦で1-0と勝利。6勝1分1敗・グループB首位で終えて、W杯本大会出場権を獲得していた。
EFEスペイン通信社の報道によると、森保一監督はカタールW杯抽選会後のメディアインタビューで「スペインの倒し方はイニエスタ選手にたずねますよ。日本にはスペイン人選手がたくさんいます」と語っていたとのこと。イニエスタをはじめJリーグでプレーするスペイン人選手を「スペインのような強豪国を倒すためのスパイ」として頼りにしていると伝えている。
JリーグではイニエスタやMFセルジ・サンペール(27)、FWボージャン・クルキッチ(31)など複数のスペイン人選手がプレーしている。これにくわえて、FC東京を率いるアルベル・プッチ・オルトネダやヴィッセル神戸のリュイス・プラナグマ・ラモス暫定監督、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督など、直近数シーズンでスペイン人指揮官が日本に新天地を求めるケースが増えている。
なお、日本代表は過去にスペイン代表と1度だけ対戦。2001年4月25日に行われた試合で0-1と敗れている。スペインサッカーのノウハウがJリーグに浸透しているだけに、森保一監督としてはその人脈をフル活用したいと考えているかもしれない。
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