
日本代表MF久保建英(20)は29日、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のベトナム戦で低調なパフォーマンスを露呈していた。そんな久保建英に対して、かつて3度W杯の舞台でプレーした実績を持つMF本田圭佑(35)がアドバイスを送った。1日、スペイン紙『アス』が伝えている。
同選手はバルセロナの下部組織でプレーした過去を持ち、現在はレアル・マドリードからRCDマジョルカへレンタル移籍していることもあり、日本のサッカーファンからの注目を集めている。ただ、カタールW杯アジア最終予選ではわずか2試合の先発出場にとどまっていたほか、2月1日開催のサウジアラビア戦、3月24日開催のオーストラリア戦では90分ベンチから戦況を見つめていた。
『アス』はベトナム戦終了直後、久保建英のパフォーマンスについて「パス成功率69%、ボールロスト14回」というベトナム戦でのスタッツを紹介した上で「日本ではあらゆることがクボに期待されているが、今やクボの価値はほとんどない。20歳にして日本の偉大なホープが無意味な存在になってしまった。森保一監督の構想で彼の重要性はさらに低下している」と酷評。
そして日本代表での序列について「招集外のドウアン(堂安律)のような攻撃的な選手は、もっと良い待遇を受けるべき」と主張。「イトウ(伊東純也)やミナミノ(南野拓実)は議論の余地がない。ミトマ(三笘薫)は指揮官の考えを根本から変えた。このままだと、クボは岐路に立たされる」と久保建英が厳しい立場に置かれている現状を説明していた。
その中、本田圭佑は『アス』のインタビューに応じた際、代表戦での出場機会を減らしている久保建英の今後の可能性について聞かれると「誰もが知っていると思いますが、彼は才能に満ち溢れています」と高く評価している。
その上で「彼は自分にとって最高の場所、良いクラブ、良い監督を見つけなければならないと思いますね。そうすれば、彼はさらに良いプレーをすると思いますし、近い将来にはアジアサッカー界のリーダーの一人となるでしょうね」とコメント。レベルアップを図るためにも所属クラブを変える必要があるという見解を示した。
なお、久保建英は以前から今季終了後のレアル・マドリード復帰の可能性が伝えられている。一方でスペインメディア『Fichajes』はRCDマジョルカが完全移籍による同選手獲得にむけてオファーを準備していると先月に報じている。日本代表戦で精彩を欠いている久保建英としては、まずはシーズン終盤戦で好パフォーマンスを発揮してRCDマジョルカをラ・リーガ残留へ導きたいところだ。
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