皇居・千鳥ヶ淵の桜とともに、美術館の春の名作を楽しもう。
東京国立近代美術館では、春にちなんだ作品を一室に並べたほか、お花見を楽しめるお休み処もご用意した「美術館の春まつり」を開催中だ。

春の作品、約20点が一室に集結
秩父・長瀞の桜を描いた重要文化財、『行く春(川合玉堂)』を、今年も春のこの時季にだけ公開。また、雨にけぶる吉野の桜が抒情的な『小雨ふる吉野(菊池芳文)』、しだれ桜ほか40種類を超える希少な桜が目にも楽しい『桜花図巻(跡見玉枝)』など、桜を描いた名画が展示室を彩る。

ほかにも、染織、陶磁、竹エ、漆工など、春にちなんだ工芸作品も展示。多様な約20点が一室に並ぶ。
さらに、美術館の前庭には春の桜を満喫できるお休み処が出現。ミュージアムショップには、『桜花図巻』のマスキングテープやチケットファイルなど、春らしいオリジナルグッズが登場する。

鏑木清方の企画展も同時開催
鏑木清方(1878-1972)の代表作として知られ、長きにわたり所在不明だった『築地明石町』と、合わせて三部作となる『新富町』『浜町河岸』をはじめとする109件の作品で構成した大規模な回顧展も同時開催。

散策や鑑賞の合間に、桜を眺めるひとときを心ゆくまで楽しみたい。
美術館の春まつり
期間:3月18日(金)- 4月10日(日)
観覧料:一般500円(金曜・土曜の17時以降は一般300円)ほか
詳細:momat.go.jp/am/exhibition/springfest2022/
企画展「没後50年 鏑木清方展」
期間:3月18日(金)- 5月8日(日)
観覧料:一般1,800円ほか
詳細:momat.go.jp/am/exhibition/kiyokata/
東京国立近代美術館
所在地:東京都千代田区北の丸公園3-1
休館日:月曜日※3月28日は開館
時間:10時〜17時(金曜・土曜は20時まで)
※いずれも入館は閉館30分前まで、同時開催の企画展「没後50年 鏑木清方展」は9:30開場
(IKKI)
提供元・IGNITE
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