
明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸は1日、日本代表MF橋本拳人(28)がチームに合流したことを公式発表した。
同選手は2020年7月にFC東京からロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のロストフへ完全移籍。海外ではおよそ1年半にわたりプレーしていた。その中、ロシアは先月24日にウクライナへの軍事侵攻を開始。これをうけて国際サッカー連盟(FIFA)は今月7日、ロシア国内クラブでプレーする外国籍選手に対して今月10日までに所属クラブと合意に至らない場合には6月末まで一方的に契約を停止し、他クラブでプレーできるような救済措置を講じている。
そんな橋本拳人の去就を巡っては、ロシアメディア『RBスポーツ』が先月22日に「ハシモトは近いうちに所属クラブを変えるかもしれない。4月7日までにロシア・プレミアリーグのクラブとの契約を中断する権利がある」と報道。すでにUAEやサウジアラビアからオファーが届いているほか、ヴィッセル神戸移籍の可能性もあると伝えていた。
また、イタリアメディア『Calcioline』はセリエA(イタリア1部)のジェノアが橋本拳人の獲得に動く可能性があると報道。しかし、先月27日になってヴィッセル神戸がFIFAの特例措置にもとづき、今年6月30日までの契約期間により同選手を獲得したと公式発表していた。
ヴィッセル神戸は1日、クラブ施設でトレーニングに励む橋本拳人の様子をクラブ公式ツイッターアカウントで公開。「橋本選手が本日チームに合流しました!」というコメントを添えると、サポーターからは「ようこそ」、「明日は間に合わないかな」、「東京戦でデビューか」という声が上がっている。
なお、ヴィッセル神戸は4月6日に味の素スタジアムでFC東京と対戦する。橋本拳人のJリーグ復帰に対してFC東京サポーターから疑問の声が上がる中、同選手は古巣対戦でピッチに立つのだろうか。
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