ユニクロは6月5日、JR原宿駅前の複合施設「ウィズ原宿(WITH HARAJUKU)」に「ユニクロ原宿店」をオープンする。ユニクロにとって原宿はブランド躍進のきっかけとなった街であり、8年ぶりに再び戻ってきた。
ユニクロが原宿に初めて出店したのは1998年。都心一号店となる「ユニクロ原宿店」を原宿・明治通り沿いに出店し、フリースの一大ブームを生んだ。2007年にはその原宿店を「UT STORE HARAJUKU.」としてリニューアルし、「UT」もまた原宿を拠点としてブランドを確立していった。当時、「UT STORE HARAJUKU.」のディレクションを担ったのはアートディレクターの佐藤可士和で、今回の「ユニクロ原宿店」でも同氏をトータルクリエイティブディレクターとして起用している。
「ユニクロ原宿店」は、1階および地下1階の構成で、売り場面積は約1980平方メートル。1階は「UT POP OUT」と名付けられた「UT」の売り場で、「アンブッシュ(AMBUSH)」や現代美術家のダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)とのコラボアイテムが揃う。また、1階エントランスには、アーティストの村上隆が制作した3mの巨大なビリー・アイリッシュ像が期間限定で設置されている。
また、地下1階には着こなし発見アプリ「スタイルヒント(StyleHint)」と連動した、世界初の売り場「スタイルヒント原宿」が設けられている。壁一面に240台のディスプレイが並び、ユーザーから投稿された最新の着こなしを検索、閲覧し、購入したい商品を簡単に探すことができる。また、今年4月にオープンした「UNIQLO PARK横浜ベイサイド店」と同じく、生花も販売する。
「ユニクロ原宿店」に続いて、6月19日には「マロニエゲート銀座店」をグローバル旗艦店「ユニクロ トーキョー(UNIQLO TOKYO)」としてリニューアルオープンする。「LifeWearのすべてをここに」と銘打ち、あらゆる人々のライフスタイルニーズを満たす「ユニクロ」のコンセプトを体現する新店舗に注目したい。
文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO
【関連記事】
・紳士服チェーン3社の厳しい中間&本決算から見えてくること
・セイコーウオッチが欧州初「グランドセイコーブティック」をヴァンドーム広場に出店
・「ナイキ」がヴァージル・アブローの「オフ-ホワイト」と「ナイキプロ」でコラボ
・LVMHグループのファンドが27億円を出資した台湾のドクターズコスメ「ドクター・ウー」が日本上陸
・ルックHDがイタリア革製品ブランド「イル ビゾンテ」を109億円で買収