なんとかイシガキダイ手中

弁当船が到着し、海を休ませる意味でも休憩を挟む。これで状況が好転してくれたら……。仕掛けを投入すると、すぐさまアタリ。そして穂先がグンと入った。山本さんの「今や!」という声とともにアワセを入れる。しかし、魚が付いているかどうかも怪しいくらい軽い。巻き上げてみると高級魚のメイチダイが姿を現した。これはうれしいお土産だ。

初挑戦の底物釣りで本命イシガキダイと対面 速潮&エサ取りに大苦戦
イシガキダイが登場(提供:週刊つりニュース中部版APC・東弘幸)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

その後、山本さんのサオもグンと曲がり35~38cm級のイシガキダイをゲット。私のサオにもイシガキダイがヒットし、何とか初めての底物釣りでボウズは回避できた。

季節に合ったエサも重要

私は用事のため昼で帰ったが、夕方までやった山本さんはオオモンハタ50cm級などを釣って楽しんだようだ。初めての底物釣りは発見や刺激があり、とても楽しかった。常連客や船長のアドバイス通り、次回はウニを持参したいと思う。

帰宅してさばいてみると、イシガキダイのおなかからはたくさんのウニのトゲが出てきた。私は今回サザエで挑んだので自然のものか他の釣り客のものかは分からないが、季節によってエサを変えることも重要だと学んだ一日だった。

<週刊つりニュース中部版APC・東弘幸/TSURINEWS編>

初挑戦の底物釣りで本命イシガキダイと対面 速潮&エサ取りに大苦戦
(画像=『TSURINEWS』より 引用)

この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年9月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

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