釧路湿原は、釧路平野に位置する日本最大の湿原で、約700種の植物、39種の哺乳類、4種の両生類、5種の爬虫類、38種の魚類、200種の鳥類、1,150種の昆虫が生息しているそうです。特別天然記念物に指定されているタンチョウなど、野生生物の貴重な生息地になっています。

目次
釧路湿原はどんな場所
遊歩道

釧路湿原はどんな場所

釧路湿原の面積は約2万6000ヘクタールと非常に大きく、東京23区がすっぽり入ってしまう大きさです。釧路市、標茶町、鶴居村、釧路町の4つの町村にまたがっています。

湿原の大部分は低層湿地と呼ばれる水気の多い場所で、ヨシ・スゲの植物が一面に広がっています。一方で高層湿原は、増水したときのみ水が流れ込む盛り上がった場所で、ハンノキの森が見られるところもあります。

遊歩道

釧路湿原には湿原内を散策できる遊歩道がいくつか整備されています。湿原展望台遊歩道は釧路市湿原展望台を拠点とした一周約2.5㎞、所要時間約1時間の遊歩道です。途中何ヵ所かに展望スポットがあり、なかでもサテライト展望台からは雄大な釧路湿原が望めます。

温根内ビジターセンターから延びる約3㎞の温根内木道は、湿原の中に真っすぐな遊歩道が設けられていて、湿原と花々を間近で鑑賞できます。

日本最大の湿原 釧路湿原
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)