目次

  1. 「連続殺人犯」の場合
  2. サイコパスの場合

“Golden State Killer(ゴールデン・ステート・キラー)” と呼ばれ、1970-80年代にかけて12件の殺人や50件のレイプなどの罪で全米を震え上がらせた DeAngelo(ディアンジェロ)が先日、事件から40年の時を経て逮捕されました。

「サイコパス」や「連続殺人犯」はどんな職に就いているのか
(画像=Credit: Sacramento Police / 72歳で逮捕されたディアンジェロ、『ナゾロジー』より 引用)

この世界のどこかに潜む彼のような「連続殺人犯」や「サイコパス」。彼らも何らかの手段で、生きていくためのお金を稼がなくてはなりません。

興味深いことに、彼らの「異常な性質」と「職業」は、多くの場合リンクしています。つまり、彼らが選びやすい職業が実際に存在しているのです。ここでは、ここ50年でみえてきたその傾向についてそれぞれご紹介します。

「連続殺人犯」の場合

スキルや経験によって、4つのカテゴリーに分類されます。それぞれのカテゴリーにおいてのトップ3の職業がこちら。

・スキルの高い連続殺人犯

1位:飛行機のメカニック 2位:靴職人 3位:自動車の内装業

・水準が高くはないが、スキルがある連続殺人犯

1位:林業関連 2位:トラック・ドライバー 3位:卸売りの管理者

・スキルの低い連続殺人犯

1位:引越し業者・草刈りなどの一般労働者 2位:ホテルのポーター 3位:ガソリンスタンド店員

・専門職・公務員の連続殺人犯

1位:警察官・警備員 2位:軍人 3位:宗教関連

もちろん、この職に就いている人が連続殺人を犯しやすいわけではありません。しかし、ある職業が彼らにとって魅力的に映るのは事実。実際に、先日逮捕された DeAngelo(ディアンジェロ)は、警官、軍の職に就いた後にトラック・ドライバーになっています。

サイコパスの場合

サイコパスに関しては、オックスフォード大学の心理学者ケビン・ダットン氏が調査を行い、「サイコパスの職業トップ10」を導き出しています。以下がその調査結果。

1位:CEO、重役

2位:弁護士

3位:司会者

4位:営業

5位:外科医

6位:ジャーナリスト・ニュースキャスター

7位:警察官

8位:宗教関連

9位:シェフ

10位:看守や議会職員など、多種の公務員

高度な専門職が多い印象。やはり良くも悪くも彼らの性質は「異端」であるといえるのでしょう。しかし中には「警察官」や「シェフ」といった一般的な職業も。あなたの身近な生活圏にも、実はサイコパスがいるのかもしれません。

via: medicalxpress / translated & text by なかしー

提供元・ナゾロジー

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