トヨタ ノアは2001年に登場以降、トヨタを代表するミニバンとしてヒット車種となりました。
現在では2014年に登場したトヨタ 3代目ノア(ZRW80W/ZRR80W/ZRR85WZRR80G/ZRR85G型)へとフルモデルチェンジし、ハイブリッドモデルの設定や安全支援システムの充実など、多くのアップデートが行われました。今回は、そんな3代目ノアのグレードを紹介していきます。
目次
トヨタ 3代目ノア X【価格:255万6,400円~】
トヨタ 3代目ノア G【価格:282万4,800円~】
トヨタ 3代目ノア X【価格:255万6,400円~】
「X」は、トヨタ 3代目ノアのなかでもっとも価格の低いグレードです。
エンジンは他のグレードと同じ排気量2L 直列4気筒の3ZE−FAE型を搭載し、実際の走行状況に近いとされるWLTCモード燃費で13.6㎞/Lを達成。ミドルサイズミニバンとしては良好な数値を誇っています。
一方で価格を抑えるために、予約ロック機能付きパワースライドドアやスマートエントリーシステムなどの快適装備はオプションとされ、バックドアイージークローザーは、オプションも用意されていません。
一方でトヨタ独自の安全装備である「Toyota Safety Sence」は標準装備され、安全性に抜かりはありません。
また、「X」には上位グレードと同様に7人乗りと8人乗りがラインナップされています。
8人乗りではフロントシート(前席)から2+3+3人乗りとなり、2列目シートと3列目シートは横1列につながっていますが、7人乗りでは2+2+3人乗りとなり、2列目シートが左右独立したキャプテンシートに変更され、5種類のシートアレンジが可能となっています。
なかでも、2列目シートをロングスライドさせ、リビングのように過ごせる「スーパーリラックスモード」と、同じく2列目シートを左右にスライドさせ両側スライドドアから3列目シートへのアクセスしやすくした「フリーアクセスモード」は、2列目シートを柔軟に動かせる7人乗り仕様ならではのシートアレンジと言えるでしょう。
さらに、2WD(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)が設定され、普段の移動はもちろん、アウトドアやウィンターレジャーなど幅広いニーズに対応できる点も見逃せません。
価格は8人乗りの方が低く、8人乗りの2WDが255万6,400円、4WDが276万5,400円。7人乗りの2WDが258万7,200円、4WDが279万6,200円となり、7人乗りの方が2WDと4WDそれぞれ3万800円高くなっています。
トヨタ 3代目ノア G【価格:282万4,800円~】
「G」は、トヨタ 3代目ノアの標準的なグレードにあたるモデルです。
「X」同様に7人乗りと8人乗り、2WDと4WDをラインナップ。7人乗りにはキャプテンシートが採用されています。
インテリア(内装)では、シートが快適温熱シートとなっているほか、エアコンにナノイーが装備され快適性が高い点が特徴的です。さらに、上質さを上げるためシートには消臭機能付きハイグレードファブリックを使用しています。
また、インパネ(インストルメントパネル)のマルチインフォメーションディスプレイは3.5インチから4.2インチTFTカラーディスプレイへと変更されています。
オーディオ環境も6スピーカーが採用され、トヨタ純正ナビ・オーディオのほか「T-connectSDナビゲーションシステム」もオプション装備としてラインナップされています。
価格は8人乗りの2WDが281万3,800円、4WDが303万3,800円。7人乗りの2WDが285万5,600円、4WDが306万4,600円と、「X」に比べてそれぞれ26万8,400円高くなっています。