トラップをするときのコツ!
トラップの場所を決める
ボールを受ける時は、どちらの足でボールを受けるのか、または足ではなく頭や胸でボールを受けるのか決めるのも非常に重要です。
ボールを受ける時は、ボールの方に体の半面を向け、広いスペースがある方でボールを受けると、トラップの正確性と次のプレーのスムーズさが格段にアップします。逆に、ボールを正面で受け、狭いスペースの側でトラップをすると、ボールのコントロールが難しくなり、敵にボールを奪われてしまう可能性が高まります。
体を開いてボールを受けることは、次のプレーのための視野作りにもなります。また、自分でドリブルするなど次のプレーをスムーズにすることができます。
体をリラックスしてトラップする
トラップをする上で最も重要なのが、飛んできたボールの勢いを弱めることです。ボールの勢いを吸収し、弱めることができないと、ボールが大きくバウンドしてしまい、ボールコントロールができなかったり、敵にボールを奪われてしまいます。
ボールの勢いを弱めるためには、全身の力を抜いてボールをクッションで受け止めるようなイメージにする必要があります。力を抜くのは意外と難しいですが、膝のクッションを意識すると力を抜くことができます。
ボールが当たる足や、頭、胸だけを意識するのではなく、体全体、特に軸足の膝を曲げておくと、ボールの勢いを弱め、次のプレーにも素早く移行することができます。
基礎が大事(練習あるのみ)
スポーツをする上で、プレーの理論を覚えておくことは上達への手助けになりますが、それだけでは、スキルは習得できません。
特に膝のクッションを使ってボールの勢いを弱めるのは実際にプレーしてみて、感覚で覚えなければ分かりません。実際にボールを使って転がってきたボールの勢いを弱める練習を反復し、成功した時の感覚を刷り込む必要があります。 地道な練習で嫌気が差すかもしれませんが、このような練習こそ非常に重要です。
トラップの練習方法やコツを動画で解説
ここでは、トラップの練習をするときの方法とそのコツについて紹介をしていきます。
ボールを目の前におこう
まず、トラップをした時にボールは足元ではなく、自分の前に置くようなイメージでトラップします。練習相手にボールを転がしてもらい、自分の前にボールをトラップするようにしましょう。
自分の足元にボールを置いてしまうと、次にボールを蹴る際に自分の周りにスペースがなく、パスやシュート、ドリブルなどの動作に繋げにくくなってしまうからです。ボールを前に置くことができれば、次のプレーをする際に十分なスペースが自分の前にあり、しっかりと助走をとったキックができます。
次に、トラップをしたボールは、トラップした足と逆側の前に置くようにしましょう。この時も同じようにトラップしたボールは自分の前に位置させ、次のプレーにスムーズに動けるようにしましょう。ボールをトラップしたら自分も前に出るという習慣をつけましょう。
背を向けた練習を
次のステップは、ボールを転がしてくれる人に背を向けてボールをトラップする練習をしましょう。このトラップの練習は、敵の選手を自分の背中に背負った時などに使うことができるスキルです。練習方法としては、練習相手から転がってきたボールを見送り、体を反転させてからキープします。この練習のポイントは、自分を通り過ぎていくボールをしっかりとキープするという点です。
これを左右どちらの足でも練習しますが、この時、足でけでボールをキープしようとはせずに、体の回りを利用してトラップをするようにしてください。足だけでキープしようとするとバランスを崩し、次のプレーにスムーズに動くことができません。最初はボールのスピードを遅くして、体に感覚を刷り込ませましょう。
ボールをまたいでからのトラップ
最後の練習方法は、ボールをまたいでからトラップをします。練習相手に自分の横からボールを転がしてもらい、横から来るボールに対し、ボール側でボールをまたいでから、逆側の足でボールをトラップします。
この時難しいポイントが、ボールをまたぐことを意識し過ぎると、うまくトラップすることができないという点です。またぐこととトラップをすることの両方を意識して練習しましょう。これを習得すると、ボールのキープが容易になります。
これも右と左の両方から練習を反復させましょう。何度も言いますが、トラップは次のプレーの質を高めるスキルです。練習するときは、トラップをした後のプレーまでイメージしながら反復練習すると、上達スピードが上がります。
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