当日のタックル

石津浜のタチウオは、30~40gまでのメタルジグをメインで使用する。基本的にこの重さが投げられるサオであれば何でも問題ない。

サーフでのショアジギングでタチウオ&サバ 日没直後が狙い目か
(画像=当日のタックル(作図:週刊つりニュース中部版 浜松市・橋本康宏)、『TSURINEWS』より引用)

私は10.5ftのMパワークラスのサーフロッドに4000番のハイギアスピニングリール、ラインはPEライン1号にフロロカーボンラインリーダー5号を通した。PEラインは飛距離重視で0.8号、0.6号でもいい。リーダーに関しては沈める釣りのため、沈む特性があるフロロカーボンラインを使用する。

タチウオは歯が鋭く、バイトの仕方によってはリーダーが切れてしまう場合がある。高活性であればワイヤーリーダーを使用してもいいが、食いが悪くなる場合があるので基本的にはフロロカーボンラインリーダーがいい。

メタルジグ

ルアーは30~40gまでのメタルジグを使用する。お勧めはドラッグメタルシリーズ。フックが付いた状態で販売されているので、箱から出してそのまま使用することができる。カラーはグロー系(夜光)が基本。ただ釣り人が多い釣りであり、グローカラーが多く投げられている可能性がある。シルバーやゴールドなどのフラッシング系カラーも投入するとスレた個体にも有効な場合があるので、ボックスに忍ばせておくといいかもしれない。

またワームも効果的であり、ハウルシャッドはフックがセッティング済みなので、すぐに使えるのが魅力。ワームもメタルジグに反応がないときにぜひ試していただきたい。

夕方日没後から時合いが到来

タチウオがよく釣れる時間帯は、日の入り後の1~2時間と考えていいだろう。もちろん群れの回遊次第で夜中や朝マヅメも釣れるが、基本的には上記の時間帯を狙う。

人気釣り場のため、入りたいエリアがあれば明るい時間帯に行き、日没を待つ。

サーフでのショアジギングでタチウオ&サバ 日没直後が狙い目か
(画像=日没後に時合いが来ることが多い(提供:週刊つりニュース中部版 浜松市・橋本康宏)、『TSURINEWS』より引用)

誘い方

攻め方としては、遠投後底まで沈めてシャクリながら誘ってくるのが基本となる。前述の通りカケアガリがきつくなっているため、一度着底させてシャクった後再度着底させてしまうと、高確率で根掛かりする。イメージとしては、底から自分まで斜め上にシャクり上げてくるように行う。

もちろん、表層、中層に群れがいる場合があるので、カウント5、カウント10秒などレンジを刻みながら探ることも重要。いち早くアタリレンジを見つけることが数を釣るコツで、この釣りの面白さだ。

日没後1時間たったころにメタルジグのドラッグメタルキャストショット40gを着底から大きくシャクり、3シャクリ目でアタリが出た。

その後も同じ方法で誘うとアタリが続く。指2.5本ほどのタチウオだが、楽しい釣りに。タチウオは食味もいいため、帰宅後の楽しみも増える。この日はタチウオだけではなく、丸々肥えたサバもヒットした。

サーフでのショアジギングでタチウオ&サバ 日没直後が狙い目か
(画像=丸々太ったサバもヒット(提供:週刊つりニュース中部版 浜松市・橋本康宏)、『TSURINEWS』より引用)