Webマーケティングを行う際、トレンドを追いかけて時流に合わせた施策を打ったり、ユーザーの興味関心を集めている出来事を捉えたりするのは非常に重要です。しかし、それらを担当者が手動で行うのは非常に困難であり、無駄な時間と言っても過言ではありません。
そのような場合に役立つのが、リアルタイム検索です。本記事では、リアルタイム検索の概要やメリット、便利機能を紹介します。また、実際にリアルタイム検索を行う方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
リアルタイム検索とは
リアルタイム検索のメリット
今、注目度が高い情報を集められる
キーワードリサーチに使える
Yahoo!リアルタイム検索の便利機能
感情分析機能が使える
話題なう
様々な条件を設定して特定の情報のみ絞り込める
Googleトレンドの機能
調査する(調べる)
急上昇ワード
検索で振り返る
リアルタイム検索を行うには
Yahoo!リアルタイム検索を活用する
Googleトレンドを活用する
Twitter等のSNSを活用する
まとめ
リアルタイム検索とは
まずは、リアルタイム検索の概要から説明します。リアルタイム検索とは、検索したいトピック、キーワードに関連する内容をリアルタイムで検索することです。リアルタイム検索では、関連する内容がリアルタイムでどの程度検索されていたり、どのようなニーズがあったりするかを調べることができます。リアルタイム検索は、ユーザーが求めている情報の参考になるため、Webマーケティングの施策の失敗確率を下げることも可能になります。ユーザーの反応を調べたい場合や、トレンドに合わせたマーケティングを行いたい場合は、リアルタイム検索を都度活用してみてはいかがでしょうか。
リアルタイム検索のメリット
ここまで、リアルタイム検索の概要を解説してきました。ここからは、リアルタイム検索の以下2つのメリットを紹介します。- 今、注目度が高い情報を集められる
- キーワードリサーチに使える
それぞれ順番に見ていきましょう。
今、注目度が高い情報を集められる
リアルタイム検索を活用することで、現状の注目度が高い情報を集めることが可能です。政治・経済・世界情勢など、トレンド性が高い時事情報を集める際には特に有効な手段となります。地震や洪水など災害大国でもある日本では、災害が起こったときにリアルタイム検索を活用することで、身の安全を守るための情報を効率良く収集できる手段としても活用できるでしょう。
実際に、Twitterにもリアルタイム検索機能が搭載されており、東日本大震災時には政府も情報発信のツールとして利用していました。
キーワードリサーチに使える
コンテンツマーケティングとして企業のブログ記事やオウンドメディアの運営を行う際は、検索ボリュームは小さかったとしても、長く検索され続けるキーワードを狙うことは非常に大切です。同時に、一時的であったとしても、ユーザーの興味関心が大きく集まっている情報を取り扱うことも必要になります。なぜなら、これらのトレンドキーワードは被リンクを集めやすく、結果的に企業サイトやオウンドメディアを支える大きな土台となってくれるためです。また、トレンドキーワードは競合性が弱いこともあり、比較的簡単に上位表示を実現できます。リアルタイム検索機能を活用することで、トレンド性の高いキーワードをリサーチする手間を省けるでしょう。
Yahoo!リアルタイム検索の便利機能
リアルタイム検索を提供している主要なツールの1つに、Yahoo!リアルタイム検索が存在します。Yahoo!リアルタイム検索には、以下の便利機能があります。- 感情分析機能が使える
- 話題なう
- 様々な条件を設定して特定の情報のみ絞り込める
それぞれ順番に見ていきましょう。
感情分析機能が使える
Yahoo!リアルタイム検索では、感情分析機能が使えます。ネガティブな発信、ポジティブな発信の割合を時間ごとに確認できます。ネガティブかポジティブかを判別するためのアルゴリズムには、Google検索エンジンでも導入されているBERTアルゴリズムが用いられています。また、検索する単語(キーワード)のみならず、内容も一緒に確認可能です。仮に、自社に関連するキーワードのネガティブな発信の割合が多い場合は、発信の内容を改善するよう工夫しましょう。
話題なう
話題なうとは、リアルタイムで言及されている回数が多いキーワードを調べられる機能のことです。最新情報やトレンドを調査したい場合に有用です。様々な条件を設定して特定の情報のみ絞り込める リアルタイム検索では様々な条件を設定して、特定のツイートを抽出することが可能です。 例えば、自身あるいは自社のTwitterアカウントから発信しているツイートのみを抽出したい場合は、検索窓に「ID:」もしくは「id:」と入力した上で、調べたいアカウントのIDを入力することで、抽出することができます。
また特定の#(ハッシュタグ)を抽出することも可能です。上述したように、災害時には「#地震」と検索することで、関連した最新情報を集めることができるでしょう。
その他にも、公式のヘルプページで様々な検索方法が公開されているので、活用する際には参考にするのがおすすめです。
Googleトレンドの機能
先ほど、Yahoo!リアルタイム検索について紹介しました。リアルタイム検索とは少々異なるものの、トレンドを調査できるツールとしてGoogleトレンドも存在します。ここからは、Googleトレンドの機能を以下の3つに分けて紹介します。- 調査する(調べる)
- 急上昇キーワード
- 検索で振り返る
それぞれ順番に見ていきましょう。
調査する(調べる)
調査する(調べる)は、最大で5つのキーワードを検索窓に打ち込み、それぞれのキーワードの検索数の推移を調べられる機能です。どのキーワードで対策をして良いのか分からない場合は、Googleトレンドの調査する(調べる)機能で検索数を洗い出し、自社でも上位表示可能なキーワードで対策するのがおすすめです。また、対象国、期間、カテゴリ、検索方法でも絞り込みができる他、関連トピックや関連キーワードも洗い出せます。そういったキーワードリサーチの部分では、Yahoo!リアルタイム検索よりも優れている機能だと言えるでしょう。
急上昇ワード
急上昇ワードは、リアルタイムで検索数が上昇しているキーワードのことです。国別に確認することができ、関連キーワードやインタレスト、関連ニュースも表示されます。また、急上昇ワードでは、24時間以内に検索数が上昇しているキーワードも調査可能です。検索で振り返る
検索で振り返るでは、直近1年間と、その前年を比較して、検索数が多かったキーワードを検索できます。こちらも国別に調べることができ、検索数の多かったキーワードに関連するトピック、関連キーワードも表示されます。また、特に動向を追いたいキーワードがある場合は、変動が起きたときにメールで通知してくれる機能も搭載されており、非常に便利です。リアルタイム検索を行うには
ここまで、Yahoo!リアルタイム検索やGoogleトレンドの概要を解説してきました。ここからは、これら2つも含めて、リアルタイム検索を行う3つの方法を紹介します。
- Yahoo!リアルタイム検索を活用する
- Googleトレンドを活用する
- Twitter等のSNSを活用する
それぞれ順番に見ていきましょう。
Yahoo!リアルタイム検索を活用する
まずは、本記事でも解説しているYahoo!リアルタイム検索を活用する方法です。ブラウザ上にて、ログイン無しで活用することができ、検索窓にキーワードを入力するだけで調べられます。また、トレンド性の高いキーワードを確認できる「話題なう」、テレビ番組に関連するトピックを確認できる「テレビなう」などの様々な便利機能も用意されているため、まずはそれぞれの機能を1つずつ試しに利用してみてはいかがでしょうか。
Googleトレンドを活用する
Web担当者であれば、Googleトレンドはキーワードリサーチに活用するのがおすすめです。リアルタイムや直近での検索数が上昇しているキーワードで対策をすれば、被リンクを獲得できる可能性が高まります。被リンクを獲得できれば、今後の検索順位が安定して高まることにも期待ができ、売上を伸ばしたり、集客力を上げたりという目的も達成しやすくなるでしょう。Twitter等のSNSを活用する
最後に、Twitter、Facebook等のSNSにも、リアルタイム検索機能が搭載されています。例えばTwitterでは、関連するキーワードが含まれた人気のツイートを調べたり、より注目度の高いツイートを一覧で表示できたりする機能が搭載されています。また、Twitterでは人気のハッシュタグも調べられるので、よりユーザーの興味関心を調べやすいと言えるでしょう。
まとめ
本記事では、リアルタイム検索について解説をしました。リアルタイム検索は、ユーザーの興味関心や、トレンドを知りたい場合に非常に有用です。Yahoo!リアルタイム検索、Googleトレンド、SNSなど、リアルタイム検索ができるツールは様々存在しますので、まずは自社が使いやすいものから試してみてはいかがでしょうか。提供元・MarkeTRUNK
【関連記事】
・「インサイト」とは?マーケティング用語としての意味とニーズを具体例で解説
・PPM分析とは? マーケティングの基本戦略策定フレームワークを解説
・マーケティングミックス(4P)とは?マーケティング実行戦略の基本を学ぶ
・競合分析とは?マーケティング分析のフレームワーク「3C分析」を解説
・マーケティングはなぜ必要?企業の存在目的とマーケティングの重要性、意義、役割とは