サンプドリアでスタメン落ちも…吉田麻也に現地メディア期待!「W杯出場を決めて…」
(画像=吉田麻也 写真:Getty Images、『Football Tribe Japan』より 引用)

 サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也(33)は、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選直前のセリエA第30節・ヴェネツィア戦でベンチスタートとなったが、セリエA残留にむけてのキーマンになるかもしれない。27日、サンプドリアの専門サイト『Club Doria46』が報じている。

 同選手は2020年1月にサウサンプトンからサンプドリアへ移籍。本来のパフォーマンスを発揮して出場機会を確保すると、2019/20シーズン終了後に買い取りオプション行使によりサンプドリアへの完全移籍する。そして昨季はセリエAで32試合に出場すると、今季も年明けまでリーグ戦ほぼ全試合で先発出場していたが、1月6日開催のセリエA第20節・カリアリ戦で右大腿部を負傷。先月中旬まで戦列を離れていた。

 サンプドリアは成績不振により1月中旬にロベルト・ダベルサ監督を解任してマルコ・ジャンパオロ氏を招へい。吉田麻也は復帰後、新監督のもとでリーグ戦2試合に先発出場していたが、20日開催のセリエA第30節・ヴェネツィア戦でスタメン落ち。チームは残留争いのライバルとの直接対決で2-0と勝利している。

 また、吉田麻也のかわりにイタリア人DFアレックス・フェラーリ(27)をスタメンに抜てきしたことについて、ジャンパオロ新監督は「アレックスは試合の流れを読む能力が優れている。(ヴェネツィア戦のように)戦術面で特殊な状況にある時は、彼のようなセンターバックが必要だった」と説明。戦術面を考慮した上での起用だったことを明かしていた。

 その中、『Club Doria46』は「ヨシダは守備面で難しさを抱えると、アレックス・フェラーリにスタメンの座を譲った。フェラーリはヴェネツィア戦で活躍し、ジャンパオロ監督の信頼をつかんでいるようだ」と説明。

 それでも「ヨシダは良いパフォーマンスを発揮してワールドカップ出場権を獲得した。ポジティブで自信に満ちた彼の姿はサンプドリアへの復帰にむけて良い兆しだ。ジャンパオロは、ヨシダの力を借りて、(セリエA残留という)目標を達成しようとするはずだ」と依然として吉田麻也が必要不可欠な戦力であると主張している。

 なお、サンプドリアはセリエA第30節終了時点で勝ち点29の獲得にとどまっており、15位に低迷。2部降格圏の18位ヴェネツィアと7ポイント差となっている。

提供元・Football Tribe Japan

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