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脱毛を防ぐAGA治療薬「ザガーロ」の効果と副作用
脱毛を防ぐAGA治療薬「アボルブ」の効果と副作用
脱毛を防ぐAGA治療薬「ザガーロ」の効果と副作用
ザガーロも抜け毛を防止するための内服薬で、主に含まれる成分はデュタステリドです。販売元はグラクソ・スミスクライン株式会社(GSK社)で、2015年に認可された新しい薬です。
「ザガーロ」の効果
プロペシアと同様、5αリダクターゼという酵素に働きかけ、男性ホルモンから抜け毛の原因となるDHTが生成されるのを抑えることで、それ以上抜け毛が増加し悪化するのを抑制します。
酵素の5αリダクターゼには1型と2型があり、プロペシアは2型のみを阻害しますが、ザガーロは1型と2型の両方を阻害することが可能なため、より抜け毛を抑える効果が高いと言えます。
「ザガーロ」の副作用
先にご紹介したように、5αリダクターゼ酵素の1型と2型の両方を阻害できるため、さまざまな薄毛に対応できますが、副作用が出る確率が17.1%とプロペシアに比べて高いと言われています。
GSK社によると、男性生殖系・乳房障害、精神障害、胃腸障害などの副作用が起こる可能性があるとされています。また肝臓で代謝されるため、肝機能障害がある場合は薬の血中濃度が上昇する危険性があります。肝機能に異常がある方は、服用を避けたほうが良いでしょう。
脱毛を防ぐAGA治療薬「アボルブ」の効果と副作用
ザガーロと同様、ディタステリドを主な成分とする抜け毛を防止する薬です。もとは前立腺肥大症の治療薬として開発されたものですが、ザガーロが発売される前はAGAの治療薬として採用されていました。
「アボルブ」の効果
ザガーロと同じく、5αリダクターゼという酵素の1型と2型を阻害することでDHTの生成を抑え、抜け毛を防いで症状の進行を抑制します。
ディタステリドのほか、含まれている添加物もほとんどザガーロと同様で、ほぼ同じ薬としている専門家も多いのですが、値段は1割ほど安く手に入れることができます。
「アボルブ」の副作用
起こりうる副作用としては、性機能障害、肝機能障害、倦怠感、食欲不振などが挙げられます。男性ホルモンに作用するため、発生する確率は低いものの、男性機能に影響が出る可能性があります。
肝臓で代謝され腎臓から排出されるため、肝機能や腎機能に障害が出ることもあります。また、初期脱毛というものが1カ月程度続くことがあります。
これは薬が作用することで、新しい毛が生えるためにもともと生えていた悪い状態の毛が抜ける状態で、しっかり効き目が出ている証拠なので心配はありません。