【木村ヒデノリのTech Magic #099】 過去にTechMagicで紹介し、大変好評だったのがSTHILのハンディチェーンソー「バッテリーガーデンカッター GTA26」だ。コンパクトさとパワフルさを兼ね備え、スティールならではのデザイン性の高さを保ちつつも価格は非常に手頃という非の打ち所のない完成度で、発売からしばらく経つ現在も手に入りづらい状況が続いている。そして昨年の夏に満を辞して同じASシリーズの新製品である「バッテリーガーデンバリカン HSA26」がリリースされた。今回はこちらも長めにしっかりと使用してみた所感を読者に共有したいと思う。

大人気だったハンディチェンソーに姉妹機が登場! 女性でも庭の手入れが簡単になる「HSA26」
(画像=ASシリーズのバリカンは軽くてとても使い勝手が良い。「バッテリーガーデンバリカン HSA26」は女性でも手軽に活用できそうだ(写真は上からGTA26、HSA26)、『BCN+R』より引用)
大人気だったハンディチェンソーに姉妹機が登場! 女性でも庭の手入れが簡単になる「HSA26」
(画像=バリカンの刃は2タイプ付属、短い方は芝の際のトリミングなどに使える。後述するがグリップの角度と段差の少なさが抜群の使い心地を実現しており、唯一無二の製品となっている、『BCN+R』より引用)
大人気だったハンディチェンソーに姉妹機が登場! 女性でも庭の手入れが簡単になる「HSA26」
(画像=小さいながらパワフルで自宅使いなら切れ味も十分な印象、『BCN+R』より引用)

コンパクトで優秀なASシリーズ、価格も各家庭に導入しやすい手頃さ

ASシリーズの良さはなんといってもそのコンパクトさだ。小さくて軽い本体は長時間片手で作業しても疲れづらい。コンパクトにまとめるとどうしても使い勝手が損なわれがちだが、そのあたりは老舗のSTIHL、パワフルさも兼ね備えた仕様だ。他社製品と比較してみると、HSA26が絶妙なバランス感の上に成り立っていることが垣間見える。

大人気だったハンディチェンソーに姉妹機が登場! 女性でも庭の手入れが簡単になる「HSA26」
(画像=他社製品と比較するとSTIHL製品の優秀さが垣間見える、『BCN+R』より引用)

ある会社の製品はコンパクトなものの、トリマー刃の長さが短く、作業に倍くらい時間がかかる。別の会社のものはパワフルだが、重量が1.8kgと2倍以上に。対してHSA26は人間工学に基づいた形状で、特にハンドルと刃の角度、刃とハンドルの段差が絶妙に使いやすい。

重さもバッテリーを含めて約1kgと軽いので、かなり実用的だ。もちろんバッテリーが小さめなので、ある程度の作業量をこなすには予備を含め3本くらい用意しておく必要がある。しかし、作業している間はすこぶる快適で、一旦これを使ったら別のものを使えないほどだ。単にデザイン性が高いだけでなく、実際に使ってみて使いやすい点はかなりポイントが高かった。

大人気だったハンディチェンソーに姉妹機が登場! 女性でも庭の手入れが簡単になる「HSA26」
(画像=ASシリーズのバッテリーは1本約200g、筆者は3本をローテーションで使っている、『BCN+R』より引用)
大人気だったハンディチェンソーに姉妹機が登場! 女性でも庭の手入れが簡単になる「HSA26」
(画像=以前紹介したバッテリーチェーンソーGTA26とも兼用できる、『BCN+R』より引用)

筆者は実際に月1回の緑化作業で使用しているが、HSA26とGTA26でかなり本格的な作業ができている。他の組合員から「どこで手に入るのか?」と頻繁に聞かれるほどだ。小さいのに使い心地は業務用、というのがASシリーズ最大の魅力だろう。