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自分に合うポールの見分け方!(1)
自分に合うポールの見分け方!(2)
自分に合うポールの見分け方!(1)

トレッキングポールを選ぶポイントとしては、【重さ】【使いやすさ】【強度】【伸縮システム】【素材】などがあると思います。どんなものにも一長一短がありますので、5つの項目に分けて説明していきます。
まずは重さです。単純に軽い方が力もいりませんし、腕の疲れも出にくいです。しかし、自分の体重を預けた時の安心感がまったく変わってくるので、軽いから良いというわけではありません。
次は使いやすさですが、これは取っ手(グリップ)の形状が大きく関係してきます。ほとんどのトレッキングポールはI字型になると思います。横から握るため、長時間登ることがある方は、このI字型をお勧めします。I字型は2本で1セットになることがほとんどなので、両手が塞がってしまう可能性もあります。もう1つのグリップの形はT字型という商品です。こちらは上から握るので、T字型より下りに効果を発揮し、安定感が増します。ただ、商品自体が少ないため、デザインはある程度限られてしまいます。
次は強度です。これは自分の体重の半分近くを預けることになるので、しっかりとした作りのものが良いのは当たり前ですが、それに比例して料金も高くなります。
自分に合うポールの見分け方!(2)

伸縮システムはいくつか種類があります。まずはレバータイプ。レバーが付いていて、そこを開け閉めして伸縮するタイプ。グローブをしたままワンタッチで可動するので、楽に伸ばせますが、重くなるデメリットもあります。トレッキングと言えど、アップダウンの多いコースを歩く場合、このレバータイプのポールがお勧めです。2つめはスクリュータイプのポールです。シャフトを回して固定できる作りになっていて、レバータイプより軽い割に強度があります。また、フォールディングタイプというのもあります。シャフト内にケーブルを通して繋いでいる形で、3本の太さの違うポールを連結して利用します。コンパクトなサイズに折りたためるので、持ち運びは楽ですが、長さの調節が面倒なところもあります。
最後に素材ですが、トレッキングポールの主な素材は3つあります。アルミニウムは一番よく使用されている素材で、安価で軽量タイプが多く、ライトユーザーにぴったりです。ただ、軽いため強度不足で、曲がりやすいという弱点もあります。2つ目はジュラルミン。こちらはアルミニウムの逆で、強度がしっかりしていますが、重くなってしまうので、腕の力に自信がある方にちょうど良いと思います。3つ目はカーボンです。一番軽く、錆びにくいので、雨の日も安心ですが、体重を乗せすぎると折れてしまうこともあります。利用するときは注意した方がよいと思います。