
セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧(27)は来月に復帰すると噂されているが、トップレベルのパフォーマンスを発揮できない可能性があるようだ。24日、イギリスメディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。
同選手は昨年7月にヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍すると、すぐに前線の主力に定着。今季ここまで公式戦26試合の出場で16ゴールをマークしていたが、昨年末に行われたスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第20節・セント・ジョンストン戦でハムストリングを負傷。しばらく戦列を離れていたが、今月中旬になって「レノックスタウン(セルティックのトレーニング場がある場所)でランニングやスプリントを繰り返している」という噂がSNSで流れていた。
また英紙『デイリーレコード』は今月17日、セルティック所属のクロアチア代表DFヨシプ・ユラノビッチ(26)のインスタグラム投稿にひとりでボールを使ったトレーニングをしている古橋亨梧の姿が映りこんでいたことを報じている。
一方、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督は18日の記者会見で古橋亨梧のコンディションを聞かれると「彼は怪我をしている。決して誘拐されたわけではないんだ! 毎日ここ(トレーニング場)に来ているし、復帰に向けて努力しているんだ」とコメント。これまでと同じく同選手の復帰時期について再び具体的な言及を避けていた。
しかし、古橋亨梧本人は日本メディアの取材に応じた際、「昨年12月に負傷して以来、欠場していましたけど、今はとても良いコンディションですぐにでも復帰できそうな感じです。サポーターの皆さんからたくさんのメッセージをいただいてうれしいです。1日でも、1試合でも早くピッチに戻れたらと思いながら過ごしています」と復帰に近づいていることを認めていた。
それでも現地の医学専門家であるベン・ディナリー氏は同選手の状態について「彼は3カ月もの間離脱している。動きのキレや試合勘という点では、負傷前のレベルに達するまでしばらくかかるだろう」
「今シーズンのキョウゴが怪我する前のレベルに達することはないかもしれない。プレシーズンまで完全にフィットした彼を見ることはないだろう」とコメント。このディナリー氏のコメントを引用した上で『フットボール・インサイダー』は「キョウゴは復帰間近かもしれない。だが、セルティックは2022/23シーズンまで彼のパフォーマンスがピークに達することを期待すべきではない」と主張。今季中に復帰した場合でも、本来のパフォーマンスを発揮できないという見解を示している。
なお、セルティックは来月4日にレンジャーズとのダービーマッチを控えているほか、来月17日にもスコティッシュカップ(スコットランドのカップ戦)準決勝で再びレンジャーズと対戦する。
【関連記事】
・欧州5大リーグ、現行監督の長期政権ランキング。最も指揮が長いのはあの重鎮!
・超カッコ良い!東京五輪も盛り上げてきた2大フットボール・アンセム
・ヴィッセル神戸の半端ない日本代表FW補強史。大迫や武藤だけじゃない!カズや大久保も!
・【2021】低身長ながら活躍中のJ1リーガー6選!167cm以下
・【東京五輪】男子サッカー全代表チーム、市場価値ランキング&登録選手一覧。日本は何位?