ディズニーランドの楽しみ方は、定番ネタから小ネタまでさまざまな情報がシェアされている。その中であまり知られていないランド内の秘密クラブ「クラブ33」について、ここで紹介しよう。

東京ディズニーランドに秘密クラブ?

夢の国ディズニーランドには、実はVIP御用達の秘密クラブがある。その名も「クラブ33」。これは、カリフォルニアと東京、上海のディズニーランドにある会員制レストランで、フロリダのウォルトディズニーワールドにも新設されるという。

東京ディズニーランドには、「VIP専用の地下カジノがある」という都市伝説がささやかれているが、それはおそらくこの「クラブ33」の話が形を変えたものだろう。

東京ディズニーランドでは、「クラブ33」の存在は公式サイトやマップに記されていない。しかし、一般には知られていないが、実はワールドバザール内にある。入場口側からワールドバザールに入り、十字路を左へ。「マジックショップ」と三井住友銀行の間にある「33」とだけ書かれた目立たない扉がその入り口だ。ただし、予約がないとドアは開かない。

予約している人は、ドアの脇にある金色のプレートを押してフタを開き、インターホンで氏名を伝えると扉が開く。1階はエントランスで、キャストによって2階のレストランへ案内されることになる。こうした秘密めいた入店の仕方からして、ワクワクする演出となっている。

なお、「クラブ33」のレストラン部分は、ワールドバザールの外側に入り口がある「ホームストア」の2階にあるので、夜には屋内の明かりを確認できる。夜のパレードの時間帯などにはカーテンも開くので、中の様子を垣間見ることが可能かもしれない。

個室でミッキーマウスにお祝いしてもらえるプランも

客として入店した人が「クラブ33」内で撮影するのは自由だが、SNSへの投稿はNGのようだ。しかし、実際にはSNSや食べログへ投稿している人がおり、中の様子や料理を確認できる。そうした情報から分かっている「クラブ33」の特徴を次に挙げてみよう。

「クラブ33」の特徴

○入店にはドレスコードがある。ただし、Tシャツや単パン、ブルージーンズ、ビーチサンダルなどでなければ、一般的なカジュアルスタイルで構わないようだ。
○料理は本格的なフレンチ。内装も落ち着いた雰囲気のフレンチレストランの趣だ。ワインリストからワインを選べて、ウォルト・ディズニーの一族が経営するワイナリーのワインも提供される。
○テーブルごとに専属のキャストが付き、料理の説明やワインのサーブを行う。
○料金の目安として、ランチは1万~1万5,000円、ディナーは1万5,000~2万円。
○バースデープランでは、個室でミッキーマウスにお祝いしてもらえる。
○時間帯によってシンデレラ城前広場側のカーテンが開き、パレードなどを鑑賞できる。
○「33」というロゴの入った「クラブ33」オリジナルのお土産を購入できる。通常のグッズより高額である。転売は禁止されているが、オークションサイトには多くの出品が見られる。

「クラブ33」に入れるのはどういう人か

この「クラブ33」に入店するにはどうすればいいのか?以前はクレジットカード「JCBザ・クラス」の特典として、年1回の抽選に当たると予約が可能だった。しかし、現在はその特典はなくなってしまった。

会員になれば、入店は可能だが現在会員募集はなく、応募には一定の社会的地位を求められるといわれる。会員数は制限されており、2012年に会員募集が再開された際は、14年後まで希望者が順番待ちをする事態となったようである。

ただし、会員でなくても既存会員(法人会員が多い)の紹介や同伴、ディズニーランドの運営会社やスポンサー企業からの招待があれば予約を取れるようだ。有名人や著名人も予約を取ることがあるという。

基本的にはそうした人脈をたどるVIP層を対象としたレストランと考えていいだろう。

執筆・モリソウイチロウ(ライター)
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカード分野では専門サイトでの執筆経験もあり。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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