初年度176万円?!超富裕層向けブラックカードの券面にあるアレに驚愕

ブラックカードとは、最上位クレジットカードの総称だ。その中でもさらに頂点に立つ、カードを作るだけで176万円もかかってしまう「ラグジュアリーカードブラックダイヤモンド」をここで紹介しよう。

全てのランクがMasterCard最上位

通常、クレジットカードのランクは、一般→ゴールド→プラチナ→ブラックの順に高くなっていく。しかし、「ラグジュアリーカード」では、全てのランクが国際ブランドMasterCardの最上位ランク「ワールドエリート」に該当。他社のブラックカード相当の内容だ。

「ラグジュアリーカード」は2008年に米国で創業され、日本では2016年から発行を開始した。コンシェルジュサービスのほか、ザ・リッツ・カールトンやハイアット、マンダリン、ペニンシュラといった一流ホテルにおける平均総額500ドル相当の特典（ルームアップグレードや朝食無料など）の提供、世界各地の空港ラウンジが無料になるプライオリティ・パス、対象レストランへのリムジン片道送迎、映画館や国立美術館の無料鑑賞などのサービスを利用できる。

そのほか、ポルシェ・スーパーカーレンタカー優待、ホテル上級会員無料招待、名門ゴルフ場優待、最高1億2,000万円の海外旅行傷害保険など富裕層向きの特典が充実する。これらは「ラグジュアリーカード」の全てのランクに共通する内容だ。

カード券面に24金コーティングやダイヤモンドはめ込み

「ラグジュアリーカード」のランクは下から順に、チタニウム（年会費税込5万5,000円）→ブラック（年会費税込11万円）→ゴールド（年会費税込22万円）→ブラックダイヤモンド（年会費税込66万円）となっている。

このうち最高位のブラックダイヤモンドは、カード会社からの招待がなければ入会できない。ブラックダイヤモンドのみ入会金が設定されている。入会金は110万円（税込）なので、初年度はカード発行に176万円（税込）がかかる計算となる。

カード券面はいずれもメタル製。ゴールドには24金コーティングが施され、ブラックダイヤモンドには、マットブラックのカードカラーに合わせて色を仕上げた天然ダイヤモンドがはめ込まれている。

3名の専用コンシェルジュがサポート

「ラグジュアリーカードブラックダイヤモンド」の特典・サービスを抜粋して紹介しよう。これは先に挙げた「ラグジュアリーカード」共通の特典・サービスに追加される形となる。

「ラグジュアリーカードブラックダイヤモンド」の特典・サービス

・大手エアライン国際線特典航空券
年1回、日本－ハワイ便往復ビジネスクラス相当のマイルがプレゼントされる。

・カスタマイズギフトプレゼント
年2回、１回15万円相当のギフトをプレゼント。高級ブランドオンラインショップ「GILT」の目利き担当者が、個別ヒアリングによりセレクトするカスタマイズギフトがプレゼントされる。なお、入会時にも記念のギフトが送られる。

・ホテルギフトプレゼント
国内外で利用できるMarriott GiftCardや東急ホテルズなどのホテルギフト、最高20万円相当がプレゼントされる。

・会員専用コンシェルジュチーム
会員をよく知る3名の熟練担当者による専用のコンシェルジュチーム「Black Diamond Assistant」のサポートを受けられる。

・最大4.4％のポイント還元率
通常のポイント還元率2％。ワインクーポンへ交換した場合は4.4％還元となる。

・同じブラックダイヤモンド会員と交流
ブラックダイヤモンド会員の交流の場が提供される。

・ホテル施設利用優待
入会金・保証金・年会費の負担なく、パークハイアット東京のスパ＆フィットネス施設「クラブオンザパーク」を都度料金のみで、毎週1回まで特別メンバーとして利用できる。

・予約困難店の席確保
予約困難なレストランや会員制レストランなどの席を定期的に確保。会員に対し優先的に案内される。

招待されるにはまず「ゴールド」の取得を

初年度176万円（税込）、それ以降も毎年66万円（税込）の年会費がかかるなど維持費が高額のカードだが、普段からグルメやレジャー、ショッピングなどへ存分にお金を使っている人であれば、維持費以上のメリットを享受できそうだ。

なお、このカードへの招待を受けるには、まず「ラグジュアリーカードゴールド」を取得し、利用実績を積んでいくことになる。

執筆・モリソウイチロウ（ライター）
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカード分野では専門サイトでの執筆経験もあり。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。