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ワークマンでアウターシェルをさがしてみた
ワークマンでミドルレイヤーをさがしてみた

登山道具は結構高価なので購入コストをできるだけ抑えようとシーズンオフや赤札セールなどを狙ったりするのですが、なかなかこれだという道具が安くなっていなかったりして、うまくいかないものです。ところが、意外な方法があったのです。それは、国内作業着専門店のワークマンです。ワークマンはアウトドアで作業するための商品なので登山でも十分使えて、しかも価格が安いということで愛用者が増えています。

ワークマンでアウターシェルをさがしてみた

登山道具はワークマンで揃えよう!便利でコスパ最強!密かなブーム!
(画像=引用:8190.jp、『マウンテンシティ』より引用)

ワークマンでアウターシェルとして防水防寒スーツストレッチ防寒着を選んでみました。2レイヤーの防水透湿素材ですが、機能的には耐水圧10,000mm、透湿性5,000g/m2/24hなので冬のアウターシェルとしても最低限のラインは確保しています。また、裏地には起毛素材が採用されており、保温性は重視されています。ストレッチ素材でもあるので、突っ張る感じもなく体の動きへの支障はありません。

しかしながら、本格的な登山道具としてのアウターシェルと比較するとギリギリの及第点というレベルで、最低限の防水透湿ウェアとしての評価であって、それ以上の使い勝手などは期待できないでしょう。裁断の単純さによるだぶつきやジッパーや縫い目の強度など気になる点はいくらでもありますが、圧倒的な低価格の前でそれらをどう判断するのかが購入するかどうかの基準となると思います。

また、透湿性についても最低限の合格レベルということなので、ベンチレーションが付いていないこのモデルではハードな動きをした場合の発汗レベルに対して透湿は追従できるかどうかは疑問で、この点は致命傷に近いかもしれません。また、パンツにポケットがなかったり、パンツのウェスト調節がゴムだけだったりする点も気になります。

ワークマンでミドルレイヤーをさがしてみた

登山道具はワークマンで揃えよう!便利でコスパ最強!密かなブーム!
(画像=引用:store.workman.co.jp、『マウンテンシティ』より引用)

ワークマンでミドルレイヤーとして、裏セラミックプリント長袖ハーフジップを選んでみました。これは一見するとごく普通のジャージのような長袖シャツですが、裏地のセラミックプリントが体から放射される体温を逃がさない構造になっています。じんわりとあたたかくなってきて、しかも通気性も速乾性もあるという特徴を考えると、ミドルレイヤーとしての評価は高いと思います。

このセラミックプリントは体からの熱を捉えて外への拡散を抑え、あたたかさを持続するというものですが、激しく摩擦すると機能は弱く保温力はまあまあというレベルでしょう。ミドルレイヤーとしては主に求められる機能は保温性であるため、普通のフリースなどでも十分なので、特にこれが格安ということにはなりませんが、価格と保温性という点で考慮する余地はあるというところですね。