GEM Partners(ジェムパートナーズ)は3月17日、エンタメコンテンツランキングやデータ情報を発信する「GEMランキングクラブ」プロジェクトで作成した3月第2週の「定額制動画配信サービス コンテンツ別週間ランキングTOP20(実査日:3月12日、調査対象期間:3月5日~3月11日)」を発表した。

「鬼滅の刃」が21週ぶりに首位交代! 動画配信コンテンツの人気ランキング
(画像=2022年3月第2週の「定額制動画配信サービス コンテンツ別週間ランキングTOP20」、1位は「進撃の巨人」に、『BCN+R』より 引用)

 このランキングは、19の定額制動画配信サービス(ABEMAプレミアム、Amazonプライム・ビデオ、Apple TV+、dTV、dアニメストア、FOD、Hulu、J:COMオンデマンド、Netflix、Paravi、Rakuten TV、SPOOX、TELASA、TSUTAYA TV、U-NEXT、アニメ放題、ディズニープラス、バンダイチャンネル、ひかりTVビデオサービス)の視聴者数ptを横断して集計したもの。

 今週、首位独走を続けていた「鬼滅の刃」がついにランクを落とし、21週ぶりの首位交代となった。代わって1位を獲得したのは最新シリーズ「The Final Season Part 2」が放送・配信中の「進撃の巨人」。前週2位からランクアップし、2021年1月の調査開始以来、初の首位獲得となった。視聴者数ptは前週107ptから99ptと若干減少している。

 2位は「鬼滅の刃」がランクイン。前週、2021年1月の調査開始以降で最長となる21週連続の首位獲得という記録を打ち立てた。しかし、「遊郭編」の最終話が2月14日に配信されてから時間が経過したこともあり、視聴者数ptは前週173ptから90ptと大きく減少。一旦、ピークを越えたものと推察される。

 3位は、前週同様Amazonプライム・ビデオで見放題独占配信中の「王様ランキング」。視聴者数ptは前週53ptから69ptに上昇した。4位は、前週6位からランクを高めた「ドラえもん」シリーズ。3月4日に劇場公開された最新作「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」にあわせて、Amazonプライム・ビデオでは過去の劇場版全40作品の一挙見放題配信を同日に開始している。視聴者数ptは前週35ptから52ptに上昇した。

 5位には「呪術廻戦」が入った。劇場公開中の「劇場版 呪術廻戦 0」の累計興行収入が127億円を超える大ヒットを記録している。視聴者数ptは前週49ptから39ptに減少した。

 今週、4作品が圏外からTOP20入りした。最も上位に入ったのは、前週32位から12位にランクアップしたNetflixオリジナルの韓国ドラマ「未成年裁判」。2月25日にNetflix独占配信が始まった同作だが、3月7日から13日のNetflixのグローバル視聴時間ランキング(非英語・TV)で、2594万時間を集めて1位を獲得しており、世界的にも人気の作品であることがわかる。視聴者の内訳をみると、男女比は約1:9とかなり女性寄り、年代別では60代で最も人気が高く、30代、40代、50代と幅広い年代で同等の視聴者数ptを集めた。

 続いては、前週35位から13位に上昇したアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」。最新シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」は、12月1日からNetflixで独占先行配信されている。男女比は約6:4と若干男性寄り、年代別では15-19歳代、20代で高い視聴者数ptを集めた。同様にアニメ作品である「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」が前週52位から17位にランクアップ。男女比は約8:2と男性寄り、年代別では30代、40代で高い視聴者数ptを集めた。

 四つ目は、前週112位から20位に急上昇した「孤狼の血」。「孤狼の血 LEVEL2」が2021年8月20日に劇場公開され大ヒットを記録したが、早くも3月4日からAmazonプライム・ビデオで見放題独占配信が始まった。男女比は約6:4と若干男性寄り、年代別では30代、60代で高い視聴者数ptを集めている。

提供元・BCN+R

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