代表戦前に不安…吉田麻也のスタメン落ちにサンプドリア監督「戦術面で…」
(画像=吉田麻也 写真:Getty Images、『Football Tribe Japan』より 引用)

 日本代表DF吉田麻也(33)がFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選を前に、所属クラブであるサンプドリアでの立場が変化しているかもしれない。21日、サンプドリアの専門サイト『SAMP NEWS24』が伝えている。

 同選手は2020年1月にサウサンプトンからサンプドリアへ移籍。本来のパフォーマンスを発揮して出場機会を確保すると、2019/20シーズン終了後に買い取りオプション行使によりサンプドリアへの完全移籍する。そして昨季はセリエAで32試合に出場すると、今季も年明けまでリーグ戦ほぼ全試合で先発出場していたが、1月6日開催のセリエA第20節・カリアリ戦で右大腿部を負傷。先月中旬まで戦列を離れていた。

 サンプドリアは成績不振により1月中旬にロベルト・ダベルサ監督を解任してマルコ・ジャンパオロ氏を招へい。吉田麻也は復帰後、新監督のもとでリーグ戦2試合に先発出場していたが、20日開催のセリエA第30節・ヴェネツィア戦でスタメン落ち。チームは残留争いのライバルとの直接対決で2-0と勝利している。

 吉田麻也のかわりにイタリア人DFアレックス・フェラーリ(27)をスタメンに抜てきしたことについて、ジャンパオロ新監督は「アレックスは試合の流れを読む能力が優れている。(ヴェネツィア戦のように)戦術面で特殊な状況にある時は、彼のようなセンターバックが必要だった」と説明。戦術面を考慮した上での起用だったことを明かしている。

 それでも指揮官は「これまでも言ってきたようにマヤはチャンピオンだ。シーズン終盤では我々にとって大切な存在になるはずだ」と吉田麻也に対する信頼感を寄せている。

 これまで守備陣の中心選手としてチームをけん引していた吉田麻也だが、カタールW杯アジア最終予選2試合を終えた後、サンプドリアでの起用法に変化があるのか注目したいところだ。

提供元・Football Tribe Japan

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