新型カイエン、安心感のある世代交代
走り終わって、新世代のカイエンを総括してみれば、デザインや走り、実用性といった旧来の良い部分は従来の延長線上にブラッシュアップ。運転支援やエンタメ系は、時代に即応するために大幅にリファインというものであった。良いところを残し、悪いところは変えるという、ファンにとっては安心感のある世代交代であったのだ。
考えてもみれば、欧州ブランドは、こうした人気モデルのフルモデルチェンジが上手だ。デザインは同じままのように思えて、実はよく見ればディティールを大きく変化させ、新鮮さを維持させる。走り味など、そのクルマならではの魅力もしっかりと継承しつつ、技術の進化にあわせて、変化すべきところは大ナタを振るう。
そうしたモデルチェンジを行うことで、人気モデルが、次の世代も人気を維持することはできる。ところが、日本ブランドでは、意外と、これが苦手だ。新しさを求めて、旧世代の良い部分までスポイルしてしまうことが多い。
そういう意味では、第3世代のカイエンの進化は欧州ブランドならではのもの。この世代も世界中で人気を集めるのは、間違いないだろう。
【ポルシェ カイエン ターボ】ポルシェカイエンの外装、内装、荷室など徹底解説!!【解説編】
ポルシェカイエンは、2002年に初代が誕生しました。このカイエンはポルシェの業績不振から救った救世主として知られています。 今回ご紹介するポルシェカイエンは、カイエンターボというカイエンのグレードの中でも上から2番目のグレードになります。3代目へと進化した、カイエンはMLBエボというアーキテクチャを使用し、アウディQ8、ランボルギーニウルス、ベントレーベンテイガなどにも使用されています。果たしてどんなSUVになっているのか? CARPRIMEナビゲーター、河西啓介が解説します。
文・鈴木ケンイチ 写真・S.Kamimura
提供元・CarMe
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