
明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスで昨季までヘッドコーチ(HC)を務めていたジョン・ハッチンソン氏が、アンジェ・ポステコグルー監督の偉大さを語った。19日、アメリカ・テキサス州エルパソの地元紙『エルパソ・タイムズ』が伝えている。
オーストラリア人のハッチンソン氏は、昨年1月に横浜F・マリノスに招へいされると、アンジェ・ポステコグルー前監督の右腕としてチームの上位躍進に大きく貢献。ポステコグルー監督はスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)の強豪セルティックの指揮官に就任したため、昨年6月にチームを離れたが、松永英機暫定監督やケヴィン・マスカット現監督のもとでも引き続きチームを支えてきたが、2021シーズン限りで退団している。
今季からUSLチャンピオンシップ(アメリカ2部相当)のエルパソ・ロコモティブFCを率いているハッチンソン氏は、『エルパソ・タイムズ』のインタビューに対応。ポステコグルー監督の仕事ぶりについて「ジグソーパズルのように、すべてのピースが揃うことはなく、穴が大きすぎるんだ」と語っている。
つづけて「人生において自分の生き方や仕事、考え方を変えてくれる人と出会うことがある。私の場合はアンジェ・ポステコグルーがそうだったね」とポステコグルーの存在が自身の指導者キャリアに多大な影響を与えたことを告白。
そして「私はつねにポゼッション、攻撃、ハイプレッシャーを信条とするサッカーをしてきた。そしてポステコグルーが(私の考えの)すべてをまとめてくれた。サッカーの指導者として完成することはない。つねに変化し、成長し続けるものだ。ポステコグルーは私にすべてをもたらしてくれたんだ」とコメントを残した。
なお、USLチャンピオンシップ2022シーズンは今月13日に開幕。ハッチンソン監督率いるエルパソ・ロコモティブFCは開幕戦で1-3と敗れると、19日開催の第2節・ニューメキシコ・ユナイテッド戦でも1-2と黒星を喫している。
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