5月26日に全国で緊急事態宣言が解除されます。まだまだ油断できない状況ですが、市民生活が徐々に戻ります。

バイシクルクラブ編集部とNPO法人自転車活用推進研究会の共同で実施した「コロナウイルス回復期の通勤通学への自転車利用に関するアンケート」では、コロナウイルス蔓延の前、自転車愛好家のうち3~4割が自転車で通勤や通学していたが、 コロナウイルスからの回復期には自転車利用率が1~2割増え、5割が自転車通勤・通学することが見込まれています。

そこで、全国で緊急事態宣言が解除され、大きく環境が変わる首都圏、とくに5月26日に自転車に乗る際の注意を掲載します。

INDEX

無事で当たり前、なにも起きないように注意しよう

FUNQ
(画像=FUNQ/BiCYCLE CLUBより引用)

満員電車を避けるために、自転車利用を利用するために自転車を利用することも有効とされています。

公共交通機関からクルマへの乗り換えで渋滞が発生する可能性があり、その代替としての自転車利用も有効といえるでしょう。

しかし、東京を中心とした都市部では、会社の在宅率の変化、公共交通機関からクルマや自転車へのシフトがどれくらいの割合で起きるかが予想できていません。

先週一足はやく緊急事態が解除された関西では、とくに大きな混乱はなく、デリバリーの自転車が目立っているようです。ただ、市役所の駐輪場が拡大されるなど、自転車利用に向け前向きな話もでています。

しかし、自転車への転換率が高いことが予想される東京では、その振れ幅も多く予想が難しいところがあります。

そこで、5月26日に、もし自転車通勤、通学するのであれば、いつもよりも注意深く、さらに多少のことがあっても慌てないですむ行動をお願いいたします。

ただし、在宅勤務の割合がまだ高かったり、時差出勤により特別に変化がなければそれはそれでよかったと思ってください。大切なのは命であり、安全なことです。これらが杞憂であることを願っており、「騒ぎ過ぎ」とあとで言われることは我々の本望です。

アンケートの速報についてはこちら
https://funq.jp/bicycle-club/article/590717/

5月25日はむしろコロナ前よりも空いていたが

5月26日は予測が難しい 5月25日、メンバーが8時頃、東京都世田谷区の国道246号でモニターした限りでは、クルマ、自転車の交通量ともに、コロナウイルス蔓延前ほどは増えてはおらず、まだ在宅勤務など影響があることがわかりました。ただ、5月26日以降も定期的に、同じくモニターを予定しており、引き続き発表していきます。

徐々に経済活動を再開するにあたり、自転車の利便性は正しく生かされるべきで、それを実現できるよう、アンケートのデータを生かしていきます。

また、ある程度社会が落ち着いてからは、新生活様式に自転車の活用を取り入れられるよう、みなさまからいただいた、ご意見、データを生かしていきたいと思っています。

走る上での注意すべきポイント

できれば空いているルートを

FUNQ
(画像=FUNQ/BiCYCLE CLUBより引用)

例えば上の動画の国道246号に比べ、同じ多摩川から山手線へ向かうルートでも目黒通りは交通量が比較的少ない。余裕があればこうした安全なルート選びもできる。以下のような当たり前と思われることも多いが、再度用意してからお出かけください。

・時間に余裕のある行動

・時差通勤の実践

・より安全なルートへの変更

・ヘルメットの着用
 

FUNQ
(画像=FUNQ/BiCYCLE CLUBより引用)

ヘルメットの効果は言うまでもありませんが、自転車乗車中の死亡事故部位は6割が頭部です。編集部員もヘルメットに何度も救われています。

・自転車保険/個人賠償責任保険(日常生活賠償責任保険)への加入の確認 (東京はじめ自治体によって義務化されています)
自転車の保険についてはこちら
https://funq.jp/bicycle-club/article/576052/

・自転車の点検、ライトなどの保安部品の確認

・熱中症を避け、必要なときにマスクを着用熱中症対策についてはこちら
https://funq.jp/bicycle-club/article/591368/

・つばや痰を吐かない、ティッシュペーパーやアルコールを持ちましょう サイクリストのためのコロナ感染対策についてはこちら
https://funq.jp/bicycle-club/article/581876/

・自転車を笑顔で楽しむ 不慣れな自転車やクルマも多いはずですが、楽しむ余裕を持ちましょう。

NPO法人自転車活用推進研究会
https://www.cyclists.jp/

※このほか駐輪場が出掛け先の近くで見当たらない場合には 「自転車NAVITIME」のアプリでも検索できます
http://products.navitime.co.jp/service/bicycle/

編集部では“RideSolo”(ライドソロ)をお薦めします

世界中で「ロックアウト(都市封鎖)していない自転車に乗れる国や地域」では、社会的距離をとるために「一人で走る“#RideSolo”(ライドソロ)」が、感染拡大を防ぎつつ健康的に欠かせない運動として自転車に乗る上でキーワードとなる。

この先、各国、地域ごとの事情。そして刻一刻と変化すると状況は変化する。さらにそれぞれ置かれた立場が異なるのでこの“ライドソロ”がいつまでベターな方法かはわからない。今現在(5月25日)、編集部では感染が広がりつつつある地域でできることは、集団ではなく、一人で安全に自転車に乗ることだと考えている。

ただし、これは自主的なもので、決して他人に強要したり非難するものではない。あくまでも安全で、健康的に自分たちが走り続けられる環境を維持するために、自分たちができる行動をしようというものだ。
 

FUNQ
いままでクルマ、自転車、そして歩行者の間は安全のため距離1.5mが求められてきた。そしてCOVID-19の感染拡大対策として、さらに人と人と社会的距離(SOCIAL DISTANCE)も求められる。そのキーワードが”#RideSolo”だ。(画像=FUNQ/BiCYCLE CLUBより引用)

最後に、基本は健康で安全であること。住んでいる国や地域の自治体からの要請、指示に従うことが前提であることをあらかじめ付け加えさせていただきたい。編集部でもひきつづき#RideSoloをキーワードにヒントとなる情報をアップデートしていく。

※新型コロナウイルス(COVID-19)に関する最新情報は 厚生労働省 や 首相官邸、お住まいの各自治体など公的機関の情報でお確かめください。

BiCYCLE CLUB 編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

提供元・FUNQ/BiCYCLE CLUB

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