ソリューションは「週に1日インプットデー」

事業者の身であるなら、週に1日はインプットに集中する日を持つのは良いかもしれない。筆者は最近、アウトプット続きでインプットの必要性を感じたことで、意識的に「週1日インプットデー」を設けてみた。この日は、一切仕事をしないでひたすらインプットだけである。シンプルな取り組みだが、今のところこれがプラスに機能していると感じる。

「インプット」といっても、別に大それたことをする必要はない。専門分野の知識をつけたり、今後のビジネスの取り組みや方向性をじっくり検討するなどである。人によって取り組み方は変わるだろうが、たとえば書籍や業界紙を読んだり、ビジネスセミナーを受講するなどがあげられるだろう。インプットする時間を設けることで、アウトプットの質は確実に洗練される。そしてアウトプットの質が高まれば、収益性も比例して成果となって現れるだろう。大事なのはそのバランスと、両輪を止めずに回し続けることだ。

目先の収益だけを追って、日々の仕事をこなすアウトプットだけでは、長期的に見てジリ貧になっていく。絶えず変化し続ける世の中にキャッチアップし続けるためには、意識的にインプットをする機会を設けることが重要なのだ。

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起業家がぶつかるインプットとアウトプットのジレンマ
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

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文・黒坂 岳央/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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