
横浜F・マリノスから期限付き移籍している元日本代表MF天野純(30)や元浦和レッズのブラジル人FWレオナルド(24)、元ガンバ大阪の韓国代表DFキム・ヨングォン(32)らを擁する蔚山現代で緊急事態に陥っているようだ。17日、韓国メディア『スポーツソウル』が伝えている。
蔚山現代はストライカー不足という不安を抱える中、今季のKリーグ1(韓国1部)開幕節・金泉尚武FC戦で0-0のドローに終わったものの、第2節・城南FC戦では天野純の全得点を叩き出す活躍もあり勝利。その後も全北現代とのダービーマッチも含めて連勝を飾っており、第5節終了時点で勝ち点13を獲得。単独首位に立っている。
開幕から好調を維持していた蔚山現代だったが、今月13日実施のPCR検査で多数の新型コロナウイルス陽性者が判明したと韓国紙『朝鮮日報』が報道。15日開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区プレーオフのタイ・ポート戦では控えメンバーわずか6名だったものの、3-0で勝利している。また、この試合で天野純はフル出場。レオナルドも途中からピッチに立っていたが、キム・ヨングォンはベンチ外となっていた。
その中『スポーツソウル』の報道によると、蔚山現代では新たに10選手の新型コロナウイルス陽性が確認されたとのこと。蔚山現代は30名を選手登録しているが、うち22名がコロナ陽性になっているという。
また、蔚山現代は20日にKリーグ1第6節・浦項スティーラーズ戦を控えているが、試合開催日までに10選手の隔離期間が終了するとのこと。Kリーグは17選手以上が起用可能な場合は原則として通常開催する方針を打ち出しているため、20日までに新たに2選手以上が新型コロナウイルス陽性となった場合には試合開催が不可能となる。
ただ、20日までの新規陽性者が1名以下の場合は浦項戦が通常通り開催される模様。10選手が隔離明けでいきなりピッチに立つなど、蔚山現代は相当なハンデを背負うことになる。
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