4灯式ヘッドライトはトップモデルの証

ポルシェはなぜ4灯式ライトを採用しているのか?
(画像=『CarMe』より 引用)

4灯式ヘッドライトは2009年に発売されたパナメーラターボを皮切りにポルシェ車の中でもトップエンドのハイパフォーマンスカーに標準装備されています。

フロントマスクで明らかにポルシェとわかりますが、さらに左右ヘッドライトユニット内には4つのLEDがたたずみ、走行性能の高さをアピール。現在は、ほぼすべてのモデルにオプション装備が可能です。

ポルシェのトップモデルを意味していた4灯式ヘッドライトは、いまやポルシェのブランドアイコンアイテムのひとつとなっています。

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LEDライトのメリット

ポルシェはなぜ4灯式ライトを採用しているのか?
(画像=『CarMe』より 引用)

ヘッドライトユニットは、ただ発光すれば良いだけではありません。

たとえば、ハロゲン球はエネルギー効率が悪く、ランプユニット自体にある程度の大きさが必要。さらに寿命が短いなどの欠点があります。

また、前方視認性・被視認性に配慮すれば可変式ヘッドライトは必須ですし、ライトの方向を変更するギミックなど組み込めば、ヘッドライトユニット自体の重量が重くなります。これでは旋回時の慣性ヨーモーメントが増大し、コーナリングを速く快適・安全に、とはいかなくなります。

しかしLEDライトの登場によって、安全性能をさらに向上させ、多種多用な役割をヘッドライトにあてがい、前方視認用センサーとしてカメラを組み込み、各種電子制御機能も組み込みながらも軽量化が可能になりました。