メンズ定番アイテムのひとつであるTシャツですが、おしゃれに着こなすのが難しかったり、子供っぽくなってしまうこともあります。一流ブランドからメーカーまで、それぞれオリジナルのTシャツを展開していますが、自分に合うTシャツの選び方が分からないという人も少なくないと思います。
シンプルなアイテムだからこそ、デザインや素材、機能性など注意したい点は意外とたくさんあります。主役として一枚で着用するのか、ジャケットのインナーとして着用するのか、アクティビティを楽しむときに着用するのかなどシーンによっても選び方が異なります。
そこで今回は、Tシャツを選ぶ上で重要なポイントや、一万円以内で買えるお手頃なTシャツから一万円以上の高級なTシャツのおすすめを、一挙ご紹介していきたいと思います。選び方のコツをおさえて、自分の相棒のような一着に出会って下さい。
目次
メンズTシャツの選び方
メンズTシャツの人気ブランド【1万円以下】
メンズTシャツの選び方
Tシャツは普段着からスポーツシーンまで、さまざまな用途で一年中着用するものです。その分、ファッションアイテムの中で選ぶ機会は一番多いのではないでしょうか。
Tシャツは、一枚でその人の印象が左右されるほどのインパクトがあります。選び方を知っていれば、シーンに合わせた自分のおしゃれを楽しむことができるようになるので、さっそく理解しておきましょう。
選び方①ネックの形状
Tシャツのネックの形状ごとに、顔周りに与える印象や特徴があるのでそれぞれ解説していきます。
襟元があまり開いていないタイプのTシャツで、最近一番トレンドなのがこの形です。ゆったりとしたサイズ感と相性が良く、一枚でおしゃれに決めたいときはクルーネックタイプがおすすめです。男女問わず、カジュアルで頑張りすぎない、自然なコーディネートに欠かせないTシャツです。
【Vネック】
襟元がVの形に開いているTシャツで、首元が細長く見える上にフェイスラインもすっきりと見せてくれます。一枚だけで着てもおしゃれになりますし、ジャケットのインナーとしても相性が良いので秋頃まで活躍してくれるアイテムになるでしょう。ただし、Vが深すぎるとだらしない印象を与えてしまうので、程よい深さで品を出すことが大切です。
【Uネック】
襟元が丸く開いたタイプのTシャツで、インナーやスポーツ時に着るときに多い形です。オーソドックスなデザインなので特徴こそないものの、合わせやすく安定感は抜群です。襟の開き具合でも与える印象が変わり、詰まっているとスマートなイメージ、広いとナチュラルな雰囲気が出ます。一枚で着るときは、シーンに合わせて首元の露出を調整できるよう何着か揃えておきましょう。
【ヘンリーネック】
クルーネックにボタンを付けたタイプのTシャツで、おしゃれに着こなすことができると、雰囲気のある大人の男性といったスタイルになります。しかし、失敗すると年配の方の肌着のような印象を与えてしまいかねないので、選ぶときには注意が必要です。首元がよれていたり、ぴったりしすぎていないかをチェックして全体のバランスに気をつけましょう。
襟元が船底のように開いたデザインのTシャツのことで、メンズファッションには馴染みが浅く、主にレディースファッションで採用されることが多いです。ナチュラルな着こなしに相性が良く、柔らかい雰囲気を醸し出すことができます。こちらも全体的なバランスを考えて選ばないと、ナヨナヨした頼りない印象を与えてしまうので注意しましょう。
襟が首元に沿っているTシャツで、クルーネックをもう少し詰めたようなデザインのことです。Tシャツよりも、秋冬のニットなどに採用されるデザインでしたが、近年はTシャツにも登場してきています。夏場は暑苦しい印象になってしまうため、人気があるとはいえませんが一部の個性的なデザインを求めるおしゃれ上級者の間では支持されています。一枚でおしゃれ度がアップするので、楽に決めることができるアイテムになるでしょう。
選び方②サイズ感
Tシャツは、とくにサイズ感を重視すべきアイテムです。一枚で着こなすとなると、そのシルエットが如実に表れるので、全体のバランスがとれているかどうかでセンスが問われます。つまりサイズ感を把握していれば、デザインとサイズを組み合わせて自由自在に遊べるようになります。
Tシャツは、もともとカジュアルなシーンで着用されることがほとんどでしたが、昨今ではビジネスシーンでも多く見られるようになりました。好みも大切ですが、オーバー、ジャスト、タイトなどのサイズ感に意識を向けて、TPOに合わせて自分を表現してみましょう。
・オーバーサイズ
最近の重要なエッセンスであるリラックス感のある雰囲気になり、頑張りすぎない大人の抜け感という印象になります。少し体型の気になる人も着こなしやすいので、人気は幅広いです。着こなしのポイントさえおさえれば、誰でもおしゃれになれるので活用していきましょう。ボトムは細身にするなどして、バランスを取ることをおすすめします。
・ジャストサイズ
ビジネスシーンでは、ジャストサイズが鉄則です。ジャストサイズを選ぶ上で重要なポイントは、Tシャツの肩幅・着丈・裾丈が自分の体型にピッタリであることです。無駄がなく、自身のサイズを理解することが大人の着こなしになり清潔感が溢れます。普段の生活でも、小物を変えるだけで雰囲気を左右させることができます。
・タイトサイズ
男性の体のラインが強調され、セクシーでたくましい印象を与えるでしょう。とくに体格が良い人や肩幅が広い人に似合います。シンプルなTシャツでもおしゃれに魅せることができるので、コーディネートを考えなくても良いのもメリットです。ただし、タイトとは無駄がなく細身という意味なので、ピチピチになりすぎないように注意して下さい。
選び方③着心地
男性は、Tシャツ一枚だけで着用するという人も多いと思います。直接肌に触れるものなので、汗を吸い取ってくれる素材か、肌触りが心地良いかも、Tシャツを選ぶ上で大切なポイントです。主に、生地にはコットン(綿)とポリエステルがよく使われています。
・コットン
肌触りが良く、吸水性・保湿性に優れているので、下着やタオルにも使われている素材です。通気性が良く、汗をかいてもサラッとした快適な着心地が持続します。天然素材なので、肌が弱い人でもかゆくなるなどのトラブルが少なく、安心して着用できます。ただし、コットン繊維自体に縮みやすい性質があるため洗濯の仕方や干し方には注意しなければなりません。
・ポリエステル
石油などを原料とする化学繊維であるポリエステル。ツルッとした肌触りで通気性が良く、洗濯してもシワや型崩れになりにくいです。綿に比べて速乾性が高く、たくさん汗をかいてもベタつきにくいため、スポーツやアウトドアに適しています。毛玉やゴミが付きやすく、静電気がたまりやすいので、洗濯するときは洗濯ネットに入れるなど、できるだけ摩擦を防ぐようにしましょう。
ポリエステル混のコットンだと、吸水性もあり乾きやすいのでインナーとしてジャケットの下に着るときにおすすめです。汗染みが出来る心配をしなくても大丈夫ですし、アウターの生地の劣化も防いでくれます。
メンズTシャツの人気ブランド【1万円以下】
日常使いができておしゃれに決まる、一万円以下で購入することができる人気ブランドのTシャツをご紹介します。アメリカで長年愛されるアパレルブランドからスポーツメーカーまで、デザイン・機能性・価格において本当におすすめできるTシャツを厳選しました。
ブランド①Hanes(ヘインズ)
おすすめ:Tシャツ ジャパンフィット Vネック
ジャパンフィットとは、ヘインズが日本人のために生み出したTシャツです。ソフトな感触で着心地の良い100%天竺使用。気になる背中の違和感を解消した、熱転写のタグレス使用が嬉しいポイント。2枚組みで、女性もメンズライクな着こなしで使うことができます。
ブランド②GILDAN(ギルダン)
おすすめ:クルーネック 半袖Tシャツ
6オンスのヘヴィーウェイト素材で、肉厚で耐久性が高く実用性に優れています。ネック・袖口・裾がダブルステッチになっているため、春夏シーズンに着倒してもへたりや色あせの心配はほとんどありません。カラーとサイズ展開が豊富なので、違うパターンで何枚か揃えて楽しむことができます。
ブランド③THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
おすすめ:ショートスリーブピクチャードスクエアロゴティー
背面に大きく、アメリカ・ヨセミテ公園のハーフドームをモチーフにしたスクエアロゴがプリントされており、目を引くデザインになっています。ハリ感のある度詰めコットンの生地は、厚みがあり丈夫なので型崩れはほとんどありません。自然な風合いを大切にしたカラーバリエーションは全4色。家庭での洗濯による縮みを起こりにくくする、製品洗い加工を施してあります。
ブランド④nano・universe(ナノ・ユニバース)
2002年に東京で設立された、常に時代を先取りし続けるセレクトショップ。全国のファッションビルに店舗を構え、コンテンポラリー&エッジィなアイテムを提供している。自社オリジナルの衣料品、貴金属、雑貨の企画・製造にも力を入れており、固定概念に囚われない若者からの指示が熱くなってきています。
おすすめ:Anti Soaked ヘビー クルーネック Tシャツ
Anti Soakedは、毎シーズン定番展開している汗染み防止・遮断効果・UVカット機能を兼ね備えたシリーズです。超長綿という繊維長の長い綿にグレードアップし、機能面はそのままに光沢感・毛羽立ちの少なさ・手触りの良さをプラスし上品に仕上げました。タイトすぎず緩すぎず、絶妙なサイズ感になっておりレイヤードアイテムとしても活躍するTシャツです。
ブランド⑤BEAMS(ビームス)
おすすめ:ロゴ Tシャツ 20SS
毎シーズン人気のBEAMSロゴTシャツ。コヨーテカラーを含むベーシックな3色展開で、白にはタイダイカラーのロゴがさわやかに映えます。アウターを上から着用しても、ロゴが覗いて存在感を放ってくれるのでコーディネートのアクセントになります。サイズ感は、やや緩めな作りになっています。
ブランド⑥CAMBER(キャンバー)
おすすめ:CAMBER 302 マックスウェイト
肉厚で良質なコットンを使用した「マックスウェイト」シリーズは、洗濯する度に目がギュッと詰まり他のTシャツでは味わえない重厚感と、肌触りが持続します。各部縫製はカバーステッチで、首元は伸縮素材混紡の肉厚リブを採用し、首から肩にかけてテーピング補強が施されています。ヘヴィーデューティーを極めたキャンバーらしい一枚です。
ブランド⑦NIKE(ナイキ)
おすすめ:DRI-FIT DJDQ BLOCK 2 TEE
主にポリエステルを使用した、速乾性の高いTシャツ。キープDri-FITテクノロジーでなめらかな肌触りを実現し、ワークアウト中も快適な着心地が持続しあらゆる動きにフィットしてくれます。胸にプリントされたグラフィックがポイントになり、スポーツウェアだけでなく普段着としても幅広く活躍してくれるでしょう。
ブランド⑧adidas(アディダス)
おすすめ:グラフィックTシャツ GVB49
胸に大きくメタリックのロゴが映える、ブランディングを表現したグラフィックTシャツです。コットン100%の優しい肌触りで、首元はリブ仕上げのクルーネックでスポーツ時から普段着までシーンを選ばないデザインになっています。この製品は、持続可能な綿花栽培の普及を目指す「ベター・コットン・イニシアティブ」とのパートナーシップによるものです。
ブランド⑨new balance(ニューバランス)
おすすめ:ショートスリーブ Tシャツ AMT93181
優れた速乾性を発揮するテクノロジー「NB DRY」を採用しており、ドライな肌触りをキープしてくれます。日々のトレーニングを快適にしてくれるTシャツですが、普段使いにもビッグロゴがデザインアクセントになるのでおすすめです。締め付けすぎない程よいフィット感で、体に沿ってなめらかにサポートしてくれるポリエステル生地になっています。
ブランド⑩Champion(チャンピオン)
おすすめ:BASIC Tシャツ C3-P300
もっと手軽にチャンピオンの魅力を楽しんで欲しいとリリースされたのが、このベーシックモデル。ガーメントウォッシュ加工を施すことにより、あえて使い古した印象を表現しナチュラルな風合いに仕上げています。バインダーネックを採用しているので、洗濯をしてもヨレにくく長く愛用できるデザインになっているのが嬉しいです。
ブランド⑪KANGOL(カンゴール)
おすすめ:ボックスロゴ カットソー
カンゴールの刺繍ロゴが高級感のあるポイントとなった、2020年最旬のTシャツです。アメリカの大地で育ったコットンを100%使用した、柔らかくハリのある肌触りが心地良いです。定番のWステッチ仕上げでほつれにくく、ロック処理によりごわつきにくい袖口になっています。