クルマの魅力のひとつに、エキゾーストノートやエンジン音が挙げられます。今回は、サウンドにこだわりを持つ車を紹介します。
レクサス LFA
「天使の咆哮」とエンジニアが名付けたレクサス LFAのエキゾーストノートは、音を”消す”のではなく、その音を生かして美しく”奏でる”という考えでチューニングされました。
フェラーリやポルシェなど、およそ10台におよぶ海外のスポーツカーの排気音を周波数別に分析。そのなかに無い音を選び、LFA独特のサウンドとしました。
排気システムにつながる10本のパイプの長さや、マフラーに一定のエンジン回転数で開くバルブをつけ、さらに余計な曲がりを作らないためパーツを配置するなどによって、「シンフォニー」とも称されるエキゾーストノートが完成しています。
フェラーリ
フェラーリのエキゾーストノートは、「フェラーリ サウンド」や「フェラーリ ミュージック」とも呼ばれるほど、ブランド化されています。
一般的に12気筒エンジンから奏でられるエキゾーストノートの周波数は、600Hzとかなり高音。それにシリンダーのバンク角、ショートストローク、点火順序などがあいまって、あのサウンドが完成されています。
メーカーホームページで、サウンドのみを再生する仕掛けがあるのも、そういったこだわりの表れなのでしょうね。