Q3. どれぐらい被害が出るんでしょうか?
原発の中には多くの核物質があるので、それが大気中に出ると放射線を出し、それに被曝するとガンや白血病の原因になります。医学的には、それ以外の「原爆症」はなく、遺伝することもありません。
これは原爆の被爆によるやけどとはまったくちがいます。少なくとも福島第一原発事故ぐらいの被害は出るでしょうが、1986年のチェルノブイリ事故ほど大きな被害は出ないでしょう。
Q4. チェルノブイリ事故の被害はどれぐらいだったんですか?
チェルノブイリ事故の25年後に確認された死者は、急性障害で50人、ガンで9人が亡くなったというのが国連科学委員会やロシア政府の結論です。これ以外には発癌率の上昇はみられませんが、事故後80年でガンになる人が4000人ふえるというWHO(世界保健機構)の推定もあります。