目次
単元未満株購入の注意点は?
共感する企業に投資する気持ちも大事

単元未満株購入の注意点は?

購入に際しては注意すべき点があります。まず、手数料が割高になることです。SBI証券の場合では最低基準でも55円(税込)掛かりますので、株価500円の銘柄を1株だけ購入すると10%以上のコスト比率となります。次に買い付けは「成行」のみで自分が希望する株価を「指値」することはできません。また、場中(取引の途中)で売買することはできず、SBI証券の場合では前場寄り付きと後場寄り付きの2回だけです。

共感する企業に投資する気持ちも大事

最後に「ゆったりコツコツ株」投資の心構えですが、少額ずつコツコツと買っていくので、目先のもうけだけを考える短期投資には向いていません。例にあげた日本マクドナルドホールディングス株式会社のように、日ごろよく利用する企業の経営方針に共感して将来の成長に投資するという気持ちも大事です。積立預金のつもりで毎月コツコツと買い続けていると、業績好調なら連続増配で年を追うごとに配当収入が増えていく楽しみもあります。

いかがでしょうか。目先の株価に一喜一憂することなく落ち着いて投資することができる「ゆったりコツコツ株」投資です。1万円程度の少額投資を考えておられる方にはおすすめの投資方法で、一考の価値ありですね。

監修: 伏屋慶二 (日本ファイナンシャルプランニング株式会社 代表取締役社長)

※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。

提供元・RENOSYマガジン

【関連記事】
【2022年】アメリカの金融緩和で株価はどうなる? 日本への影響を証券アナリストが解説
不動産投資の勧誘事例・禁止行為と知っておくべき5つの断り方
元本確保型はNG!? 企業型確定拠出年金でのおすすめ配分や運用商品の選び方
不動産投資とは?初心者が知るべきメリットや魅力、仕組み、運用方法、始め方
不動産投資を失敗する理由。 初心者が陥りがちな7つの失敗事例と成功率を高める方法