ストライプインターナショナル(以下、ストライプ)は3月10日、国内投資ファンドのティーキャピタルパートナーズ(以下、ティーキャピタル)から出資を受け入れたと発表した。ティーキャピタルは1998年からファンド運営事業を開始し、これまでにベビー・子供服の三起商行やバーニーズジャパンなどへ出資し、豊富な投資実績がある。取得額は非公表だが、有利子負債を含めて300億円程度と見られている。ストライプは、「アースミュージック&エコロジー(earth music&ecology)」「アメリカンホリック(American Holic)」といったブランドを手掛けているが、2020年1月期の売上高は848億円、2021年1月期は648億円と前年比24%減の落ち込みだった。2022年1月期はコロナ禍の影響で業績はさらに悪化しているとみられ、今年1月末には「ホテル コエ トーキョー」を閉館し、ECサイト「ストライプデパートメント(STRIPE DEPARTMENT)」の営業を2月末で終了している。ストライプとソフトバンクがそれぞれ79%、21%を出資して立ち上げた合弁会社で「ストライプデパートメント」の運営会社のストライプデパ―トメントは解散する。ストライプは2018年、中国事業が赤字であることと「ストライプデパートメント」が立ち上げ直後で不安定なことを理由に株式上場を再延期していた。ストライプは現在、国内外に1,500店舗を運営しているが、投資ファンドによる支援により業績の立て直しを目指す。

文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO

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