
ロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のロストフに所属する日本代表MF橋本拳人(28)は依然として去就不透明となっているが、14日に行われたリーグ戦でベンチ外となった。
同選手は2020年7月にFC東京からロストフへ完全移籍。海外挑戦1年目の2020/21シーズンは6ゴールをあげたものの、ひざの負傷によりリーグ戦で14試合の先発出場にとどまっていた。そして今季は開幕からリーグ戦7試合つづけてスタメン出場していたものの、昨年9月中旬に筋肉系トラブルにより戦線離脱。1カ月後に復帰した後、再離脱により昨年11月から冬季中断期間直前までの全試合を欠場していたが、今月7日開催の第20節PFCソチ戦で先発出場していた。
その橋本拳人はロストフで中盤の主力選手として監督から信頼を寄せられていたが、14日に行われたロシア・プレミアリーグ第21節・ルビン・カザン戦ではメンバー外に。外国籍選手ではアルメニア代表MFホレン・バイラミアン(30)とガンビア代表FWアリ・ソウ(27)の2選手のみが先発メンバーに名を連ねたほか、ベンチ入りメンバーでもU21アルメニア代表選手1名のみとなっている。
国際サッカー連盟(FIFA)は今月7日、ロシア国内クラブでプレーする外国籍選手に対して今月10日までに所属クラブと合意に至らない場合には6月末まで一方的に契約を停止し、他クラブでプレーできるような救済措置を講じている。
また、ロストフ所属の外国籍選手についてロシアメディア『161RU』は今月10日、アンゴラ代表DFバストス(30)、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFデニス・ハジカドゥニッチ(23)、スウェーデン人MFポントゥス・アルムクヴィスト(21)ら5選手がロストフ幹部に対してFIFAの決定に基づき契約停止を求めたと報道。「5選手の退団により、ロストフに残るのは橋本拳人とガンビア代表FWアリ・ソウ(27)の2選手のみになった」と伝えていた。
これに対してロストフの地元メディア『Rostov TsargradTV』は11日に「デニス・ハジカドゥニッチに続き、さらに5人の選手がロストフというクラブに別れを告げる。日本代表のハシモトはクラブとの契約を破棄した」と報道。
すると『161RU』は13日に「ロストフには今のところ2人の外国人がいる。橋本拳人とアリ・ソウだ」と再び橋本拳人が現時点ではロストフに所属していると主張。橋本拳人の去就に関する情報が錯綜していた。
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