ついにiPhoneファン待望の「iPhone SE(第3世代)」が発売される。日本時間3月9日のオンラインイベントで明らかになった新型機の仕様を、多くのファンが関心を持って確認したことだろう。「望んでいた機能があった!」と喜ぶファンがいる一方で、「え、あの機能はついてないの?」と落胆したファンもいるのではないだろうか。

今回は、“じゃない方芸人”ならぬ、iPhone SE(第3世代)で採用されなかった“じゃない方機能”にスポットを当ててお伝えしていきたい。

待望のiPhone SE(第3世代)で見送られた機能とは

iPhone SE(第3世代)で残念ながら不採用だった機能とは
ディスプレイは4.7インチと小さめだ(画像は「Apple」公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

iPhone SE(第3世代)は「iPhone SE(第2世代)」とボディが同じでパッと見はそこまで大きな違いは感じられない。しかしiPhone SEシリーズで初めて5G対応となっていたり、効率的なチップ・進化したバッテリー・iOS 15の連携でバッテリーの駆動時間が進化していたり、「iPhone 13」にも採用されているSoC「A15 Bionic」が搭載されていたりと、中身は大きく変わっている。

そんな中でも、他のiPhoneシリーズで採用されていながらiPhone SE(第3世代)で実現しなかった部分をいくつかお伝えしていく。

・Face ID

近年、ナンバリングシリーズのiPhoneでは顔認証「Face ID」が採用されているが、iPhone SE(第3世代)で採用された生体認証は、iPhone SE(第2世代)と同様に指紋認証「Touch ID」だった。

だがマスク生活が長引き、iPhoneユーザーの中でもTouch IDを求める声も小さくないため、この選択は人によっては正解と言えるかもしれない。近々公開のiOS 15.4に実装される「マスクをつけたままFace IDが使える」機能がどれほど受け入れられるかによっても変わってきそうだ。

新機能の見送り、2017年発売の機種がベースだから仕方がない?

iPhone SE(第3世代)で残念ながら不採用だった機能とは
(Image:GVLR / Shutterstock.com) iPhone 13 Pro Maxは3つのカメラが採用されている(画像=『オトナライフ』より 引用)

・デュアルカメラシステム

iPhone 13シリーズなど近年のナンバリングシリーズで採用されている、望遠・広角・超広角と複数のカメラレンズを搭載した「デュアルカメラシステム」だが、iPhone SE(第3世代)では採用されていない。iPhone SE(第3世代)のベースとなっているのが単眼の「iPhone 8」だからある程度は仕方がない話なのだが、「せっかくiPhone 13と同等のSoCを備えているのにもったいない」という見方もできるだろう。

・狭額縁設計

iPhone 8をベースとした本体デザインのため、iPhone SE(第3世代)でもディスプレイの上下にホームボタンや通話口・インカメラを設置した「ベゼル(額縁)」が存在する。最近のスマートフォンは、ディスプレイの大型化を目指してベゼルを小さくしていく方向性が主流で、iPhoneでも「ノッチ」が採用されるようになってきていたが、今回は採用が見送られたようだ。この他にもMagSafeなどは対応していない。

これらの採用されなかった機能からもわかるように、iPhone SE(第3世代)は“最新モデルのスマホ”というイメージとは少し異なるため、「やっぱりスマホは最新のものを持ちたいよね」と考えるユーザーにとっては少々物足りない機種かもしれない。

しかしiPhone SEシリーズは最新鋭の機能を楽しむ機種というよりも、ほどほどの機能で高コスパを求めるユーザーのための機種という傾向が強い。ちょうど2年前に登場したiPhone SE(第2世代)から、「故障する前にそろそろ変えておくか」という考えの人も多いのであれば、この仕様も受け入れられやすいかもしれない。ファンの反応は発売日にわかることだろう。

●Apple iPhone SE(公式)は→こちら

※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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