どんな時も「長期は上」
勉強でもビジネスでも挑戦をする上で短期的には、ネガティブなことはいくらでもあるだろう。しかし、年単位の長期目線に立てば、ほとんどの取り組みは上向きであるはずだ。金融危機などで、一時的に大きく株価を下げても何年後かはまた上向いていくのと同じである(もちろんそうでない、永久塩漬けコースも有るが)。
英語の勉強をするなら、初年度より2年目の方が確実に実力は伸びる。起業したビジネスも初年度は赤字でも、2年目から黒字化するということはあり得る。最初から最後まで、きれいな右肩上がりに実績が上向く方が稀であり、株価のように日々小さな上下を繰り返しながら、マクロで見れば右肩上がりになっている、というのが現実的な結果だろう。
短期的には悪いことが続いたり、努力や挑戦をするほど逆に後退するような苦しい感覚にとらわれるかもしれない。筆者は何度も「もしかして自分は強い呪いを受けていて、永遠にうまくいかないようになっているのでは?」と感じることが何度もあった。だが、年単位で振り返ると必ず上向き、大きく伸びて今があると実感している。
誰しも、短期的にはネガティブなことは多いだろう。だが同時に努力と改善を継続すれば、長期的にはポジティブであることがほとんどだ。右肩上がりに伸びる続けることはないが、同じく右肩下がりにずっと下がり続けることもないのである。
短期的にはネガティブ要素に疲れた時にこそ「大丈夫だ。長期は上」と魔法のように唱えることで、冷静さを取り戻す事ができるのではないだろうか。
文・黒坂 岳央
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文・黒坂 岳央/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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